2017年10月7日公開 104分 R15+
関東最大の暴力団組織・山王会と関西の雄・花菱会との抗争後、韓国に渡った大友(ビートたけし)は日本と韓国を牛耳るフィクサー、張会長のもとにいた。花菱会幹部の花田は取引のためやって来た韓国でトラブルを起こして張会長の手下を殺してしまい、張グループと花菱は緊張状態へと突入する。激怒した大友は日本に戻り、過去を清算する好期をうかがっていた。その頃、花菱会ではトップの座をめぐる幹部たちの暴走がはじまっていた。
北野武監督・主演で裏社会に生きる男たちの抗争を壮絶に描いたバイオレンス映画「アウトレイジ」シリーズの最終作です。(たまたま一作目の試写会に当たって観たので、「ビヨンド」も地上波で視聴しましたから、ここまできたら最後まで・・一応観とかないとね)
この手の業界の方々の切った張ったの復讐劇は苦手なんですが、出てる俳優さんたちは相変わらず早々たるメンバーですね。(西田敏行、塩見三省、白竜ら前作からの続投組に加え、大森南朋、ピエール瀧、岸部一徳、大杉漣、原田泰造、池内博之らが新たに参加してます。)大友を慕う舎弟役は大森南朋。花菱会の新しい会長の野村(大杉漣)は先代会長の娘婿で元証券マンという堅気出身のため、叩き上げの幹部は苦々しく思っています。逆に野村も彼らが邪魔!ということで互いに隙あらば相手を蹴落とそうと狙っているところに大友との間にトラブルが起きるわけです。
そこに山王会や警察の思惑も絡み、お礼参りやら敵討ちやらのドンパチが繰り広げられるわけ。
騙し騙されの権力闘争は醜いですね~~
最後に大友が自らの落とし前(これが北野流「男の美学」なのかな)をつけたところで、今度こそ本当に「終」なんだよね?