2019年6月14日公開 アメリカ 115分
NYに本部を置く最高機密機関「メン・イン・ブラック」(MIB)。所属するエージェント達はブラック・スーツとサングラスに身を包み、地球に生息するエイリアンが犯罪や侵略行為を行わないように監視し取り締まっている。エリート新人女性エージェントM(テッサ・トンプソン)は、エージェントO(エマ・トンプソン)に命じられロンドンへ。ロンドン支部での初ミッションはMIB内部に潜伏するスパイを摘発する事だ。上官のハイT(リーアム・ニーソン)の指令に従い、イケメンチャラ男だが敏腕のエージェントH(クリス・ヘムズワース)とチームを組み捜査を開始。何にでも擬態しエージェントの姿にも化けることのできるエイリアンを探すため、イギリス・フランス・モロッコと世界各国で捜査を進める二人に危機が迫る。既にスパイ側が先手を打ち、二人を抹消する裏工作を始めていたのだ。逆にMIBに追われる身となり、全てのエージェントが信用できない状況の下、追い詰められていく二人だが・・・。(チラシより)
「メン・イン・ブラック」シリーズの4作目は、これまでのトミー・リー・ジョーンズとウィル・スミスのコンビから一転、男女の組み合わせになりました。シリーズは好きでしたから劇場鑑賞にしたのですが・・・なんだろう、このもやっと感は
題名のインターナショナルは、彼らがロンドン・パリ・マラケシュに出没するから?宇宙人相手に(地球の)世界ロケってのもどうよ!どうせなら宇宙を舞台にして欲しかったぞ。
クリス・ヘムズワースも好みのタイプの俳優なんですが、今回演じているのはかなりのチャラ男で、敏腕の触れ込みもオイシイところは全部Mに持っていかれて良いとこ無しなんだもの。逆にMは新人なのにやけに優秀で、そつがない!まるでMがHのお守り役みたいに見えました。これならOとMで組んだ方が面白いものができたんじゃないかとさえ思ってしまいます。
冒頭、エージェントHとハイTは、ハイブという凶悪なエイリアンを撃退して地球を救います。他方、20年前にエイリアンを目撃して以来、MIBに憧れていたモリーは、長じて自力でMIBのアジトに辿り着くんですね。その時点で並外れた能力の持ち主ということになるのか エージェントはスカウト制のMIBですが、モリーは自らを売り込みます。モリーの能力を見込んだOは彼女を見習いとして活動させることにします。その初仕事がHに同行しての要人ヴァンガスの警護。なのにハイブの刺客らしき敵に目の前で暗殺されちゃうんですね。要人から託されたのは未知の兵器で、それは惑星を粉々にするほどの威力を持っています。犯人を追ってマラケシュへ飛んだ二人ですが、兵器の存在を知ったMIBから追われることに
という展開です。
この兵器を巡って、Hの元カノの武器商人リザ(レベッカ・ファーガソン)とのバトルもあり、そこでMが助けたエイリアンとの再会があったりします。(ちっちゃい時は可愛い姿でも成長すると・・・)謎の刺客とのハイテクなバイクを使った追走シーンや、様々な武器も登場し、それなりに楽しめるけれど、登場するエイリアンもなんかイマイチで
あ!チェスの駒キャラのポーニィはぶさかわ系でキュートです。彼が山場で思わぬ活躍をします。Hより役立ってたかも
裏切者はいかにも怪しげなC(レイフ・スポール)じゃなくて、もちろんあの人 ハイブに乗っ取られていたのねぇ~
そしてニューラライザーでHも記憶を消されていた(ヴァンガスがHは変わったと言ったのも納得)というオチまで。いやいや、これじゃMが主役でも仕方ないかも
でもな~~やっぱり相棒ものなら男同士の方が・・・