杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

地獄の花園

2021年12月11日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)

2021年5月21日公開 102分 G

ごく普通のOL生活を送っているかのように見える直子(永野芽郁)。しかしその裏では社内の派閥争いをかけ、OLたちが日々ケンカに明け暮れていた。ある日、中途採用されたOL・蘭(広瀬アリス)と直子は一緒にカフェめぐりをするなど友情を深めていくが、蘭の正体はスカジャンがトレードマークのカリスマヤンキーOLだった。蘭の入社をきっかけに、直子の会社が全国のOLたちのターゲットになってしまい……。(映画.comより)

 

OLたちの華やかな職場の裏で、拳を戦わせる壮絶な派閥争いがおこなわれていたというバカリズムの奇想天外なオリジナル脚本を、関和亮監督のメガホンで映画化しています。個人的にOLを経験したことがないので実態はわかりませんが、ある程度の人数がいれば自ずと派閥はできるのかもですが、これはありえね~~でしょだからこそフィクションとして笑って観ていられるわけですが。

社内の三大派閥のTOPの悪魔OL安藤朱里(菜々緒)、狂犬OL佐竹紫織(川栄李奈)、大怪獣OL神田悦子(大島美幸(森三中))を倒し頂点に立った蘭に助けられたことから仲良くなった直子は「かたぎ=普通」OLです。彼女たちの壮絶な(でも笑える)バトルを横目に同僚の普通OLたちと何事もなかったように振舞う日常でしたが、いつのまにか「そっちの世界」のメンバーともお友達になっているという こいつただものじゃないな!!という伏線ありです。

ヤンキーの世界同様、強さが評判になれば、他社のヤンキーOLたちから目を付けられます。魔王OL赤城(遠藤憲一)率いる一派に捕らえられた直子を助けるために単身乗り込んだ蘭ですが、七色の拳を持つOL工藤早苗(丸山智己)、下関の虎河豚OL藤崎麻理(松尾諭)、青い稲妻OL冴木妙子(勝村政信)の前に倒れ、絶体絶命かと思われたその時、直子がその実力を発揮します!!

ごく普通のOLが最強OLという筋書きもよくある話 直子はヤンキー男兄弟に囲まれた末っ子ですが、その潜在能力は誰よりもあると父親からお墨付きが出ている最強ガールだったらしい 祖母の元祖ヤンキーOL(室井滋)の血を引いているのだから当然よねってネタバレ。可愛い芽郁ちゃんが演じることでよりギャップが強調されています。

ラスボスの地上最強OL鬼丸麗奈(小池栄子)をも倒した直子に、助ける筈が助けられたことで自分の価値を見失った蘭が、直子の祖母に指南を受け対決を挑むなどは、まんまヤンキー王道ストーリーですね

戦いには勝っても、密かに憧れていた社内イケメンが実は蘭と恋仲だったと知り「完全敗北」する直子のオチでした

非現実的&バカバカしさの極致ではありますが、俳優陣が全力で演じていて楽しめます。特に男性陣・・・外見も語り口もぜって~女に見えないし でもエンケンさんの脚線美には惚れそう そういえば「ラジハ」でアリス・エンケン・丸山の3人が共演中で、ついキャラ重ねて見てしまいそうでコワイ!!

バトっている時と普段の仕事ぶりのギャップも笑えます。バカリズムといえば架空OL日記を思い出しますが、そちらの延長線上にあるように思えました。


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