2022年10月14日公開 114分 G
読書が大好きで元気いっぱいな中学生の女の子・月島雫(安原琉那)。
彼女は図書貸出カードでよく見かける、ある名前が頭から離れなかった。
天沢聖司(中川翼)―――全部私よりも先に読んでる―――どんなひとなんだろう。あるきっかけで“最悪の出会い”を果たした二人だが、聖司に大きな夢があることを知り、次第に惹かれていく雫。聖司に背中を押され、雫も自分の夢を胸に抱くようになったが、ある日聖司から夢を叶えるためイタリアに渡ると打ち明けられ、離れ離れになってもそれぞれの夢を追いかけ、また必ず会おうと誓い合う。
それから10年の時が流れた、1998年。雫(清野菜名)は、児童書の編集者として出版社で働きながら夢を追い続けていたが、思うようにいかずもがいていた。もう駄目なのかも知れない―――そんな気持ちが大きくなる度に、遠く離れたイタリアで奮闘する聖司を想い、自分を奮い立たせていた。
彼女は図書貸出カードでよく見かける、ある名前が頭から離れなかった。
天沢聖司(中川翼)―――全部私よりも先に読んでる―――どんなひとなんだろう。あるきっかけで“最悪の出会い”を果たした二人だが、聖司に大きな夢があることを知り、次第に惹かれていく雫。聖司に背中を押され、雫も自分の夢を胸に抱くようになったが、ある日聖司から夢を叶えるためイタリアに渡ると打ち明けられ、離れ離れになってもそれぞれの夢を追いかけ、また必ず会おうと誓い合う。
それから10年の時が流れた、1998年。雫(清野菜名)は、児童書の編集者として出版社で働きながら夢を追い続けていたが、思うようにいかずもがいていた。もう駄目なのかも知れない―――そんな気持ちが大きくなる度に、遠く離れたイタリアで奮闘する聖司を想い、自分を奮い立たせていた。
一方の聖司(松坂桃李)も順風満帆ではなかった。戸惑い、もどかしい日々を送っていたが、聖司にとっての支えも同じく雫であった。ある日、雫は仕事で大きなミスをしてしまい、仕事か夢のどちらを取るか選択を迫られる。答えを見つけに向かった先は―――。(公式HPより)
スタジオジブリのアニメ映画の原作の柊あおいの漫画の実写映画です。中学時代の物語に加えて、2人が大人になった10年後がオリジナルストーリーで描かれています。
監督・脚本は「ツナグ」「約束のネバーランド」の平川雄一朗。
原作漫画は未読ですが、ジブリアニメは観ました。
今作はアニメに忠実に描かれている印象を受けましたが、舞台を見ているようで、セリフ回しがアニメにあまりにも寄せ過ぎなために不自然過ぎてイタイ印象を受けました。
出版社で編集者として働きながら作家になる夢を追っていた雫ですが、コンクールに応募しても落選が続き気持ちが挫けてきます。仕事の方も、受け持っていた児童作家の園村(田中圭) から担当を外れて欲しいと言われ凹みます。でも編集長の顔色ばかり窺って自分の意見を言えず流されてる彼女に信頼を持てなくなった園村の気持ちの方が良く理解できるぞ。
10年間一度も会わない関係を遠距離恋愛と呼べるのかは疑問ですが、ここにきてようやく雫は聖司に会いに行くんですね。そういえば、アニメ版ではバイオリン職人になるためにイタリアに行った聖司ですが、実写ではチェロ奏者を目指してに設定が変わってますね。
聖司と会って、「昔聞こえた心の音が今は聞こえない」と悩みを打ち明けた雫に聖司も同じだと言い、雫に作家になる夢を諦めて欲しくない言います。
聖司のチェロで、「翼をください」を歌った雫は何かが吹っ切れた様子。いやいや、これってアニメ版の「カントリーロード」の代わりですか?回想編ではめいっぱいアニメ版に寄せていたのに歌は違うんかぃ!と突っ込んでおきます。😁
そして有休を無理やりお願いして同僚にフォローしてもらってイタリアまで行ったのに、聖司のカルテットのメンバーのサラから「住む世界が違う」 と言われて逃げ帰る雫。自分に自信が持てない時のキツイ言葉はこたえるけれど、そもそも雫ってこんなにビビりの消極的な子だったっけ?
日本に帰り、仕事に前向きになった雫は園村にもきちんと謝罪します。少し大人になったということでしょうか。そして「書きたいこと」も見つかったような・・・。
ラストは、数ヶ月後に帰国した聖が雫の家の前まで自転車でやってきて「思い出の丘」に連れて行ってプロポーズって・・・突然すぎだろ!!
主役の二人より、中学の同級生で雫の親友の原田夕子(内田理央) と、杉村竜也(山田裕貴) のカップルを見ている方が楽しかったというのが正直な感想です😒