黒歴史 開封(^^)/

と、タイトルしたものの、
そんなに大げさなものではないんです。


去年の11月に法事で福井に戻った時、叔父さん(母の弟)に「荷物を片付けろ〜」とダンボールを5つほど強制退去させられました（笑）

その荷物たちは、今から30年前、私が信州大学を中退して福井に帰った時のもの。
実家の私の部屋は、すでに下の弟にのっとられ、帰るところを失った私は、母方の一人暮らしのおばあちゃんの所に転がり込み、そこで1年過ごしました。

松本から連れ帰った荷物たちはそのまま30年、ダンボールに入ったままおばあちゃんちに。
気にはなってたけど、もう要らんもんばっかりやろ、と放置。
叔父さん、すみませんでした(^^;


一部はソッコーでハードオフ、ブックオフに持ってって処分。
残りの3つのダンボールは開けるのも億劫で車に積んだまま1ヶ月、年越す……^^;


昨日、ついに家に運び込み開けてみました。



ノスタルジーなものがわんさか。

映画大好きやった。
当時のパンフレットがダンボールいっぱい！


そのきっかけとなった「アラビアのロレンス」のリバイバル上映のパンフ。メトロ劇場の手作り！

こんなもんまで取ってあった^^;
あれは中学2年生。
父親にナイト上映で連れてかれた。
そして映画にハマった。
徒歩10分圏内に映画館がいっぱいあったので、あれから映画ばっかり行ってました。



びっくりしたのは手紙の量かな。
2年ほどでこんなに手紙来たんかい！
ってことはこんくらい書いてたんやな(^^;


今だったらメールかLINE。
あの頃は手紙だった。
思わず読み返してしまった。
高校の友だち、バイトで知り合った人たち、大学でできた友だち、海外のペンパル、そして家族……。


最初に長野に来た時は、関西弁でも共通語でもない福井弁がまず話しにくかった。
今思えば、そのまま話せばいいのにね。

サークルも仲良くなった友だちが入りたいって言った所に付き合いで入ったから、あんまり興味もてなかった。

勉強も大講義室での一般教養ばかりで、経済の勉強するんだ〜と思ってたからすごく無意味に思えた。


そしてバイトにはまる……。
で、大学辞める……。
あかんね、自分。
言い訳ばっかや。
その頃のことはなんとなく封印してた。

私はなんて返事書いてたんやろ。
忘れていた懐かしい名前もたくさん。
こんなにいろんな人とつながってたんやな。
私は確かにそこにいたんだ。



やりたい事が全然分からなくて迷路。
そんな頃でした。
時は昭和63年、1989年。

ベルリンの壁がなくなり、冷戦が終わり、昭和が終わり、バブルの真っ最中……。
なんとなくザワザワした頃でもありました。


私は昭和最後の受験生。
今、バド息子が平成最後の受験生。
たまたまやけど（笑）

息子も何やりたいか、どこ受験するか、まだ決まってないけど、自分もそうだったからあたたか〜く見守ってます。
自分のことは自分で決めんとね^^;


ダンボールを開けたら、予想外にいろんなものが飛び出してきて困ってるところです(^^;



オマケ:
マメな誰かが作ったに違いない信大の時のクラス名簿も発掘！
同じクラスには大泉洋の奥さまになった久美子(数少ない友だちのひとりやった)と性格俳優の佐藤二朗くん(なんか今、司会もやってる。絶対お互い覚えてない)の名前もあって、すごいクラスやったんやなぁと、中退したことを、今更ながらちょっと残念に思います(^^;