ツイッターではお知らせとご報告をしておりましたが、
今日はブログにてあらためてご報告致します。
2020年5月に公演を予定しておりました、
有栖川有栖原作『ブラジル蝶の謎』@大阪新阪急ホテルは、
新型コロナウィルス感染症の影響に伴い中止となりました。
既にご予約を頂いておりました皆様、
楽しみにして頂いていた皆様にお詫び申し上げます
役者をはじめ、関係者もとても残念な思いでありますが、
今の状況を踏まえての決断となりました。
何卒ご了承お願い致します。
ほんと世の中、大変です。
このブログをご覧の皆様の中にも、
不安を抱えていらしゃる方、それでも仕事を休めない方、
仕事が減ってしまった方、大切な人への心配でいっぱいな方、
とにかくストレスを抱えてらっしゃる方が、
たくさんいられることだと思います。
僕もまた注意に注意を重ねながら日々を過ごしております。
と、そんな状況でありますが…
せめてこの記事の中では明るく前向きに、
楽しくお芝居の話をしたいです。
どうぞお付き合いくださいませ(^-^)
下の写真は2010年11月、
『ブラジル蝶の謎』初演の時のものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/4c/e38119f4c464b82e1f5a69ea3f085f69.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/9e/ab2bb66399b11f50eed6f1baba06922e.jpg)
10年前。
オオサワくんも僕も今と比べると若いですね。
つかささんも痩せてますね…いやいや、痩せてない、痩せてない!
安定感抜群です。
ちなみに、この2010年『ブラジル蝶の謎』の初演が、
僕にとってのアリスデビュー作となります。
思えばちょうど10年なんですね。
作品、そして年月、ともに感慨深いものがあります。
この時、僕はすでに40歳。
初登場の段階で「34歳役、出切るかな?」と心配しておりましたが、
写真を見る限りでは、まあ…なんとか大丈夫だったかな…どうだろう?
ぎりぎりセーフ?アウト?
今年でとうとう50歳。
そろそろ寄る年波に勝てない自分がいます。
僕の中のアリス像と、
役者としての田中悟の現実が、
大きく乖離してきているのも事実です。
「役作りは若作り」
とここ数年は冗談で言っておりますが、
果たしていつまで永遠の34歳を演じることが出来るのか?
そういう意味でも、
1本、1本の公演がとても貴重なものとなっています。
でも、
アリスを演じさせて頂いている事は、
自分のような無名の役者にとってはとても大きなことで有難く思っています。
有栖川作品に対する多くの皆様の愛情を知ることが出来ましたし、
その愛情やリスペクトを多くの皆様と共有することが出来ました。
自分にとっては全ての舞台、全ての作品が大切なので、
有栖川作品だけを特別視することはないのですが、
上演する前から原作ファンの皆様の熱いエネルギーをひしひしと感じることが出来るのは、
やはり有栖川作品を演じるにあたっての大きな特徴であります。
それだけ毎回大きなプレッシャーもありますが、
そのプレッシャーこそが役者にとっての幸せだと思っています。
稽古中、
本番が近づいてくると必ず行う儀式みたいなルーティンがあります。
目を閉じて公演会場を思い浮かべる。
扉が開いて火村とアリスが登場する。
観客の皆さんが満面の笑みでこちらを見る。
そして物語が始まる。
この10年間、
必ずこの想像どおりに本番の幕が開きます。
いつもいつも本当に有難うございます。
今回はこのようなことになりましたが、
必ずまた元気な姿で小説から飛び出します。
また火村のフィールドワークでお会いしましょう!
今日はブログにてあらためてご報告致します。
2020年5月に公演を予定しておりました、
有栖川有栖原作『ブラジル蝶の謎』@大阪新阪急ホテルは、
新型コロナウィルス感染症の影響に伴い中止となりました。
既にご予約を頂いておりました皆様、
楽しみにして頂いていた皆様にお詫び申し上げます
役者をはじめ、関係者もとても残念な思いでありますが、
今の状況を踏まえての決断となりました。
何卒ご了承お願い致します。
ほんと世の中、大変です。
このブログをご覧の皆様の中にも、
不安を抱えていらしゃる方、それでも仕事を休めない方、
仕事が減ってしまった方、大切な人への心配でいっぱいな方、
とにかくストレスを抱えてらっしゃる方が、
たくさんいられることだと思います。
僕もまた注意に注意を重ねながら日々を過ごしております。
と、そんな状況でありますが…
せめてこの記事の中では明るく前向きに、
楽しくお芝居の話をしたいです。
どうぞお付き合いくださいませ(^-^)
下の写真は2010年11月、
『ブラジル蝶の謎』初演の時のものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/4c/e38119f4c464b82e1f5a69ea3f085f69.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/9e/ab2bb66399b11f50eed6f1baba06922e.jpg)
10年前。
オオサワくんも僕も今と比べると若いですね。
つかささんも痩せてますね…いやいや、痩せてない、痩せてない!
安定感抜群です。
ちなみに、この2010年『ブラジル蝶の謎』の初演が、
僕にとってのアリスデビュー作となります。
思えばちょうど10年なんですね。
作品、そして年月、ともに感慨深いものがあります。
この時、僕はすでに40歳。
初登場の段階で「34歳役、出切るかな?」と心配しておりましたが、
写真を見る限りでは、まあ…なんとか大丈夫だったかな…どうだろう?
ぎりぎりセーフ?アウト?
今年でとうとう50歳。
そろそろ寄る年波に勝てない自分がいます。
僕の中のアリス像と、
役者としての田中悟の現実が、
大きく乖離してきているのも事実です。
「役作りは若作り」
とここ数年は冗談で言っておりますが、
果たしていつまで永遠の34歳を演じることが出来るのか?
そういう意味でも、
1本、1本の公演がとても貴重なものとなっています。
でも、
アリスを演じさせて頂いている事は、
自分のような無名の役者にとってはとても大きなことで有難く思っています。
有栖川作品に対する多くの皆様の愛情を知ることが出来ましたし、
その愛情やリスペクトを多くの皆様と共有することが出来ました。
自分にとっては全ての舞台、全ての作品が大切なので、
有栖川作品だけを特別視することはないのですが、
上演する前から原作ファンの皆様の熱いエネルギーをひしひしと感じることが出来るのは、
やはり有栖川作品を演じるにあたっての大きな特徴であります。
それだけ毎回大きなプレッシャーもありますが、
そのプレッシャーこそが役者にとっての幸せだと思っています。
稽古中、
本番が近づいてくると必ず行う儀式みたいなルーティンがあります。
目を閉じて公演会場を思い浮かべる。
扉が開いて火村とアリスが登場する。
観客の皆さんが満面の笑みでこちらを見る。
そして物語が始まる。
この10年間、
必ずこの想像どおりに本番の幕が開きます。
いつもいつも本当に有難うございます。
今回はこのようなことになりましたが、
必ずまた元気な姿で小説から飛び出します。
また火村のフィールドワークでお会いしましょう!