『海賊のハスキー』を観た。

先日、珍しくＯＮＥＷＡＹＴＲＩＰの公演ビデオを観ました。
公演ビデオと言っても記録用に録画したのもでして、
観賞用に編集されたものではないんですけどね。


2006.6 ONE WAY TRIP Vol.4 海賊のハスキー

個人的には・・僕、ものすごく“しんどそう”です。
舞台上の演技がハードだから疲れてるとゆう意味ではなくて、
舞台に立っている自分自身のメンタルとフィジカルがボロボロ。
（自分のことだから分かるだけかも知れませんけど・・でもどうだろう？）
で、いつもだったらこんな自分を省みて、凹んでしまうところなのですが、
今回は凹まない。
がっつり全てを受け入れました。

実際、当時は身も心もボロボロでした。
正直に言うと公演に辿り着けるかも危ういぐらいの状況でした。
本当に何とかギリギリ幕があいたとゆう感じで・・。
本音を言うと悔しいんです。
芝居の世界に入って、先輩を追いかけ、仲間と競争してきた２０代。
３０代になって、いよいよ自分の劇団を立ち上げたと思ったら、
自分を磨くどころか、コンディションさえも保てずに、
人前に出るのも躊躇してしまうほど最悪な状態で舞台に立たねばならない。
実力の数パーセントも出せずに幕が上がり幕が下りる日々。
正直、腐った時もありました。

でも、

それは違う。

その考え方は間違ってました。

それが芝居をするとゆうことであり、
それが劇団を運営するとゆうことであり、
実力の数パーセントも出せないなどとゆう嘆きは逃げ口上であり、
それこそがまさに僕の実力だったのです。

ＯＮＥＷＡＹＴＲＩＰが険しい道だったことが、
何よりもの宝だったのです。

険しい道だと言ってもしれてます。
多くの仲間達に恵まれてここまで来ました。
ギリギリのところで踏ん張り続けていたのも僕だけじゃない。
劇団員と客演さんとスタッフとお客さんによって守られ、支えられて来ました。
それを絶対忘れてはいけないと、今さらながら思ったのです。

で、

僕はどうすんの？
僕らはどうすんの？

何がどうあれＯＮＥ ＷＡＹ ＴＲＩＰは続きます。
細く長く道が続きますので、先は見えませんが、
行けば行った先に行き先があるのでしょう。
ＯＮＥ ＷＡＹ ＴＲＩＰは変わってもいきますし、変わらずにもいます。
僕は・・ちょっとぐらいは強くなろうと思います。