東京オリンピックのエンブレムがコピペ? の話題で盛り上がっている。
コピペでふと思い出した人がいる。
時の人として、テレビで見ない日はなかった小保方さんである。
彼女は今、何を思い、どこで何をしているんだろう・・・
日本のコピペ事件でもっとも有名なのは、
陶芸家・加藤藤九郎の「永仁の壺」だろう。
国の重要文化財にもなった鎌倉時代の古瀬戸「永仁の壺」は
加藤藤九郎の贋作だったというのが定説になっているが、
いまだ真偽のほどは、闇の中だ。
当時の陶磁器業界と美術商業界の重鎮たちが重文指定にかかわっていた
という点では、
オリンピックのエンブレムとよく似た構図かもしれない。
加藤藤九郎は、この贋作事件で人間国宝をはく奪されたにもかかわらず、
いっそう名声をあげた。
書画や絵画の世界では、習作という方法で模倣することから
はじまるとも言われている。
だからこそ骨董の世界では、
有名な作家ほど贋作が多いというのが通説だ。
平成のコピペ事件はどんな結末を迎えるのだろうか・・・