山頭火の句が好きで
ときどき、句集を手に取り
ランダムに開いて 読んでいる。
今日は、210ページ・・・
山頭火の祖母の話が載っていた。
祖母はいつも「業(ごう)やれ業やれ」
と呟いてゐた。
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祖母の業やれは悲しいあきらめで
あったが・・・
という一文があった。
わたしの祖母も
自分の胸のあたりを拳で叩きながら
「業がわく業がわく」とつぶやいていた。
わたしの祖母の業がわくも
悲しいあきらめだったのか・・・
それとも口にだせない怒りだったのか・・・
気がつけば
涙がホロホロ・・・流れ落ちていた。
祖母は 93歳で亡くなった。
命日は わたしの誕生日9月7日である。