佐藤千矢子さんの「オッサンの壁」を
読みながら イロイロ 思い返していた。
わたしが、初当選した1999年の統一選では
県内でも性議員がいっきに増えた。
そこで、初当選した県内の女性議員で集まって
「福井県女性議員の会」を立ち上げようと
計画したのである。
そこへおふたりの女性(?)が
乗り込んできた・・・
「女性議員の会はすでにある!」と言う。
「じゃあ、なぜ あなたたちが声を
かけてくれなかったのか?」と聞いたけど
答えはなかった・・・
議員バッジもつけず
Gパン姿のわたしは、格好の餌食。
「スーツを着なさい!」 と言われた・・・
「オッサン」と少しも変わらん権威主義に
頭がクラクラしたっけ。
もうひとつの忘れられない出来事・・・
わたしのもとへ、女性が訪ねてきた。
選挙にでるので応援をしてほしいという。
で、その女性をぜひ応援してやってほしい!
と、とある(女性)議員連盟の
代表からも電話もあった。
議員になって 何をしたいの? と
訪ねてきた女性に聞いてみた。
立候補するというその女性の第一声・・・
「わたしの主人は会社の社長なんですの」
お高そうなスーツに身を包み
確かに社長夫人(?)らしいわ・・・
もちろん、応援も手伝いも
速攻 お断りした。
その次の日、議員連盟の代表からは
怒涛の抗議があった。
とにかく今は、女性議員を増やすべき!
代表との2日間わたるやり取りの末
わたしはその組織を脱退した。
女性議員を増やしたい!とは思うけれど
いつもつきまとうのは
「女性なら誰でもいいのか?」である。
今はただ「オッサンの壁」という
ハードルを
軽々と飛びこえる女性議員が
増えていくことを願うばかり・・・