2010年4月12日(月曜日)
午前中は敦賀駅周辺整備調査特別委員会が開催されました。
今年度中に駅西地区区画整理事業で整備される道路や
仮駅舎が建設される場所、また拡幅される駐車場、
計画変更によって位置が変わる公園などの説明が
行政側からありました。
また、市有地の土壌から検出された鉛については
全量撤去をすること、
JRの敷地の土壌から検出された分については
JRが全量撤去をすることなどもあわせて説明がありました。
仮駅舎は、駅に向かって左手側の歩道と一部車道を使って
建設され、中には待合のほか、コンビニ(キオスクの)、
うどん屋、弁当屋と観光協会がはいることになるそうです。
リニューアルされる駅舎の大型模型も披露されました。
この模型は明日から、市役所1階のロビーで展示されます。
市民のみなさんのご意見をお聞きするために
アンケートや意見箱も設置されるとのこと。
委員会では、駅周辺整備の全体像が見えてこないことや
いまだに、総予算額が提示されていないこと、
駅舎のデザインについて質疑が続出。
空調設備費の予算額やこれからの維持管理費などについても
行政側からの明確な回答はいまだなく、
委員からは不満の声が噴出しました。
また、駅舎について市民の意見を聞いたあと、どのように
市民の声を反映させるのかと質疑しましたが、
市民にはこのデザインの駅舎を納得してもらうのだとのこと。
市民の声は一応聞きます・・・けど、
計画はまったく変えるつもりはありません・・・
と、堂々と宣言なさる・・・
じゃあ、いったい何のために意見を聞くの?
これでは市民の声を聞きましたという
アリバイづくりでしかありません。
委員会と行政側とは、結局平行線のまま、
議論は次回へ持ち越された形になりました。
午後からは、第6次総合計画についての説明会。
来年度からの敦賀市の10年間の基本構想を決める
大切な案件です。
今までと大きく違うのは、コンサルタントに丸投げで
作ったたたき台ではなく、担当課が作り上げた点です。
ここでも社会情勢がこの10年間で大きく変わったことを
踏まえた基本構想には程遠いのではないか、
市民へのアンケートの結果と基本構想のコンセプトが
ずれているのではないかといった質疑が集中しました。
また、スケジュールでは、
6月ごろには市民のみなさんからパブリックコメントを
募集する予定になっています。
パブリックコメントを募集するに当たり
最低限、市内各地域の公民館で住民向け説明会の開催を
求めましたが、公民館で資料の展示だけ・・・
説明会をする必要性はないという回答に議員からは
ブーイング!
きっと6月議会は、駅舎や総合計画についての質問が
相次ぐのではないでしょうか。
市有地の土壌から検出された鉛について全量撤去
JR敷地の土壌から検出された分についてJRが全量撤去
⇒結構、結構。
市民の声は一応聞きます・・・けど、
計画はまったく変えるつもりはありません・・・
と、堂々と宣言なさる・・・
じゃあ、いったい何のために意見を聞くの?
これでは市民の声を聞きましたという
アリバイづくりでしかありません。
⇒まさに、人の振り見て我がふり直せ!ですぞ!
はるみ殿
長年かかった敦賀駅の改築と周辺の整備が、今年度4月から本格的にスタート。4月下旬から仮駅舎の建設。
JR敦賀駅の改築工事は、新幹線の延伸の行方が不透明となっていることから予定より遅れている。そのなかで、バリアフリー化工事の法律上の整備期限が今年度末に迫る中、着工に踏み切る。
昨日は、新しい駅舎の模型が示された。旧港の三角屋根倉庫をイメージし、市民の交流施設にもなるもの。全体が吹き抜けで、ホームをつなぐ跨線橋など、図面でのイメージが模型で現実的なものとなってきた。駅舎は敦賀市のシンボリックな建物。場合によっては百年を超える市民の最も目に触れる建物でもある。デザインが重要な要素であることは誰もが認めるところだ。
ただ、これとは裏腹に大きな吹き抜けは、空調というランニングコストを大きくする。それも市税で賄うことになる。当然、ロスは大きい。それだけに「省エネの仕組みをできるだけ詳細な計算で示してほしい」と要望していたが、一般的な説明で終わった。新しくできた小浜駅は、全面が化粧屋根で中は平たんな建物構造でもある。彦根、長浜、福井など新しくできた待合室はどこも小さく、敦賀駅のイメージとは違う。これまでの待合室はJR西日本が維持経費を賄っていたものを、敦賀市が市民の税金で賄うことなることを考えれば、デザイン優先するあまり、維持管理費をいい加減な計算で済ますようだと、私としては設計変更を求めることもありうる。
また、駅西地区の、あわせて約1万5000平方メートルのエリアでは、広域連携大学と駅舎をつなぐ、現在の駐車場であるAゾーンを含む駅整備の全体の概要(概算)を明らかにできないか、質問した。部長より「5月末にも駅周辺整備の全体像を示す」とのこと。駅舎と連携大学を結ぶAゾーンの建物ができて、駅西開発が完成する。
いくら走りながら考えるとしても、全体として百億円を超える財政負担が伴うだけに、全体像と概算を早急に明らかにすることが急務ではないか。今後、新幹線延伸の行方を見極めた展開があるだけに、計画を遂行する事務方は大変だ。それだけに敦賀百年の計ともいえるだけに、やりがいのある工事でもあり、手を抜かず、将来のランニングコストも含めた慎重さがほしい。
駅は旅立ちの場所でもあり、戻ってくる場所でもある。今日から市役所1階で新しい駅舎の模型が展示される。率直なる、ご意見やご要望を寄せてほしい。
三日月政務官は、北陸新幹線の福井駅部が既に完成していることに対しても「必ずしもプラスではない」とまで指摘。地元振興は理解できるにしても、もんじゅの安全対策後の再開と、またぞろ新幹線を絡める従来通りの手法に、政治家でもあり、政務官としてきっぱりと考えを示した。
県のもんじゅを絡めた地域振興も限界があるのではないか。本来の目的に沿った決断をすべき時期でもある。エネルギー研究拠点化の連携大学など成果が見え始め現実化する中で、従来の政治手法は限界をむかえている。
同時にアンケート調査も実施されています。
大きな三角屋根のデザインで、雪国としての積雪に耐えれ(る)のか。
ランニングコストは当初示されていた1千万円に対してどの程度になるのか。
2代目駅舎のデザインとまったく違っていることの理解ができない。
4月12日の駅周辺整備調査特別委員会でも、上記のような意見が出ましたが、
ランニングコストについては、まだわからない。
デザインについては、もう変えることは出来ない。
という内容でした。
敦賀の顔となるものですから、是非早めに市役所へご来場のうえ、設置のアンケートに
ご意見を記入してくださることを希望します。