ソラリアプラザに寄ったら、コピージアムというイベントが開催されていました。
コピーライター養成講座60周年ということで、過去60年分の名作コピーが掲示されているようです。
わたしはこれが好きだなー。
英語が全く話せないお父さんがそれでも果敢に海外に出かけて、一週間それなりに何とかなって無事に帰って来たんだろうな、という状況がこの一言だけでありありと想像できる。
気の利いた一言が言える人って心から尊敬します。
これって練習して身につくもんなのかしら。
先日、「乳がんで余命数ヶ月の妹の最後の思い出に、うちのホテルに泊まりたい」というお客様からのメールをいただきました。
結局病状がよくなくて予約には至らなかったんだけど、こういうときに使うことばって本当に重要。
考えに考えて返信したら、
「お心遣いにすごく涙が出ました」
というお返事がありました。
決して泣かそうと思ったわけではなく、事務的にならないよう自分のことばでまとめたメッセージ。
予想以上の反応がちょっと嬉しかったです。
ことば一つでお客様の期待値を上げることができたり、反対に下げてしまったり。
これがなかなか難しい。
日本語は一生勉強です。
久遠久美に弟子入りしたい。笑
(※原田マハの「本日はお日柄もよく」に登場するスピーチライター)