ムカデとことこ

 ひとが幸福になること・意識の成りたち・物理と心理を繋ぐ道
       ・・そんなこと探りたい

干渉や介入でなく・・・

2012-05-06 21:55:38 | ひとの幸福
生命、自然は自ら全体を保とうと常に動的平衡という在りようをしてる。

身体そのものは入って来たものをノーと言うことなくそのまま受け入れる。

干渉介入をそのまま受け入れる。

入って来たら、毒だろうと身体に良くない食品だろうと釘だろうと受け入れる。

そして身体はそれなりの働きを始める。

植物もそうだろう。化学肥料だってなんだって受け入れる。

遺伝子組み換えもそうだし。

動物は干渉・介入という現象の一つである食べられそうという状況になると、逃げる。

これも動的平衡という在りようだろう。

人間の意識も他者から(やらせよう)というものを感じると、

それをはねつけたい気持ちになる。

干渉を受けたくない、介入されたくない、という意識が生まれる。

ひとは本質的に自主性、主体性、自立性、自律性、自由性を持つ生き物だからだ。

干渉、介入なしでやっていくことが出来る生き物だ。

植物がその小さな種に正常に成長するすべてのプログラムが組まれてあるように。


戦争も介入、干渉で大きくなる。

良かれと思って親は子供に介入、干渉し続け、大きなリベンジを受ける。

みな、生命は動的平衡そのものだからだ。

今日の新聞に福岡伸一先生の新しい本が広告で載ってた。

「せいめいのはなし」というもの。その中に、

『動的平衡』は生物の世界から、経済、文学、時間、意識へと拡張するーーー

自由闊達な四人との化学反応で立ち上がってくる、

新たな福岡伸一ワールドとは?

・・とあった。

是非読みたいと思ったよ。


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「動的平衡 2」 ⑧

2012-05-06 11:19:27 | 本を読んで
幾つか前に書いた薬の副作用の話と同じような内容が

最終章に花粉症の例で詳しく書かれてあった。

「花粉症の場合は抗ヒスタミン剤を服用し続けることで、

より過敏な花粉症体質を自ら招いてしまうという逆説が起こる。」と。


「治したい」という願いを持つと、その部分を治そうという思考になる。

けれど、抗ヒスタミン剤を迎え入れた身体はそれと平衡を保とうと作用して、

反対に、結果として願いは実現しないことになる。治らない。

全く量子力学の量子ゼノン効果と同じだなぁ、やっぱり・・・

干渉、介入がこういう結果をもたらす。

物理学的にも生物学的にも、そうなるのは当然ということか・・・

生命、自然は自ら全体を保とうと常に動的平衡という在りようをしてる。

そして、介入や干渉もノーと言うことなくそのまま受け入れる。

そして、歪む。


1/7 ブログに「なくそうとするとなくならない」というのを書いたけど、

あれも同じだ。

戦争をなくそうとすると戦争は続く(11/3 ブログ)

それとも全く同じ現象だ。井の頭公園の露出狂の話も同じ。(11/2)

それをなくそうとするとなくならない。

人の意識は動的平衡そのものだから。

量子力学的現象。量子ゼノン効果。

物理も生物も自然を扱っているのだから当然か・・・

身体も意識も生命そのもの。

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