ムカデとことこ

 ひとが幸福になること・意識の成りたち・物理と心理を繋ぐ道
       ・・そんなこと探りたい

「動的平衡 2」 ⑯

2012-05-14 15:08:23 | 本を読んで
最後の最後にこういう文章がある。

「意外に聞こえるかもしれませんが、私たちの世界は原理的に全く自由なのです。

それは選びとることも、そのままにしておくことも可能です。

その自由さのありように意味があるのだと、

私は思うのです。  福岡伸一」


原理的に全く自由なのです。私もそう思う。

自由です、ではなく、自由なのです という表現を彼が選んだのもわかる気がする。

「なのです」 の 「な」 は 「生っている」の「な」。

私たちは元々自由な存在“な”のだ。

何をどう解釈しようと、選択しようと、選択しなかろうと、

私たち一人一人に委ねられている。

その自由さのありように意味がある・・・

この意味とはなんだろう?と思ったけれど、

上にも書いたように自由さのありよう、在りようとは

そのように生まれながらに自由な存在として在る、そのことなのかと思った。

そして、その自由さの中で、私たちは何を選択するのですか?

その選択にどういう意味を持たせるのですか?

そう彼は云っているのだろうか・・?

コメント
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