今年の2月の終わりにまりんの左後ろ脚に一番近いお乳の傍にしこりをみつけました。
いつものかかりつけの動物病院へ行くと、
「乳腺腫瘍ですね。良性か悪性かはわからないけれど
どちらにしても置いておくよりも手術で取ってしまったほうがいいですね。
その際に乳腺を取る手術と避妊手術もされることをお奨めします。
避妊手術していないとこれからも 乳腺腫瘍ができる確率は大きくなりますし、
子宮蓄膿症等の病気にもかかりやすいですしね。」
けれどてんてんはその場ですぐに「では手術をお願いします。」とは即答できませんでした。
「1週間考えさせてください。」と伝えると、「はい・・待ちますが、なるべく早いほうがいいですよ。」
と獣医師の方が伝えてくださいました。
頭の中が一瞬真っ白になりました。
ホリスティック的な考え方からすると、「病気」はエネルギーです。
そして「腫瘍」という塊はてんてん自身の「念」(ため込んだ想い)の塊なのです。
ホリスティックアロマセラピーを学んで10年・・・様々なことを乗り越えて心を癒し、
心を成長させようとがんばってきたけれどやはりまだまだ時折顔をだす夫への小さな念・・・
様々な人達との関わりの中でついつい持ってしまう小さな念があることを自分自身がよく知っていました。
「まりん・・ごめん。」
まりんは今までも何度かてんてんがてんてんの魂の想いにそぐわない生き方をすると
決まって、自分の身体をはって「てんてん!!違うよ!」って教えてくれました。
そして今回は「腫瘍」
まりんからの最大級の愛のメッセージであると理解しました。
獣医さんから「一刻も早い手術を・・」と言っていただきましたが、
まりんの毎日の生活はほんとに元気そのもので・・・
お目めもキラキラ・・・ご飯もばくばく!!・・・うんちもつやつや~~
毛並みもいい感じ~~・・・散歩が大好きでお外に行くとはしゃぎまくる・・・。
そんな元気印そのもののまりんを・・・良性か悪性かもわからないのに・・・
もしかしたらこれからも乳腺腫瘍ができるかもしれない・・・
もしかしたら子宮蓄膿症になるかもしれない・・
・・・とまだそうなる!!とは決まっていない未来の為に身体にメスを入れることを
どうしても・・どうしても・・決断できないでいたのです。
その日から今まではたんまに~~しかできていなかったまりんへのヒーリングを毎日するようになりました。
まりんにただただ
「ごめんね・・お母ちゃん、絶対絶対変わるから!!
お父ちゃんをもっともっと大切にするから!!
頼むからお母ちゃんの身代わりにならないで!!」そんな想いでヒーリングしていました。
そんな中、てんてんが突然「食道潰瘍」になってしまったのです。
「なぜ???」って思いました。
確かにまだまだ未熟なところはいっぱいあるけれど、誰かに強いマイナスを持ったり、
また自分自身罪悪感に陥って自分を責めたりということはなくなってきたのに・・・
まりんにヒーリングが必要な時にこんな身体になってしまうなんて・・・ととてもショックでした。
普段なら自分の身の上に起こるメッセージの意味を自分で理解していくのですが、
今回だけはどうしても理解できなくて、ゆりあ先生に相談してみました。
「先生・・私は自分が気づいていないとこりでまだ大変大きなマイナスを持っているのでしょうか?
どんなことでも努力して変わっていきますので、私について気になるところがあればご指摘いただけますか?」と・・・
先生からすぐにお返事をいただいて
「あなたの今回の食道潰瘍はまりんの腫瘍のことで意識に上がってこない部分で不安・心配が大きく
ストレスになっていたからですよ。でもね・・それは人間なのだから・・当然のことなのですよ。仕方ないのよ。
てんてんさん・・ヒーリングだけでがんばろうとしていない?大切なことはあなたが無理をしないということなんです。(後略)」
そのようなお返事をいただきました。
先生のお返事には「こうしたほうがよい」という決めつけた言葉はどこにもありませんでした。
先生はいつもそうです。
自分で自分の中からちゃんと答えがだせるようにそっとサポートしてくださいます。
「大切なことはね・・あなたが無理をしないということなんです。」
先生の言葉のこの部分がものすごく何度も自分の中で繰り返されました。
てんてんは決して西洋医学を否定しているわけではありませんでした。
ほんとに必要であればすぐにでも西洋医学のお世話になるつもりでいました。
ただ・・・先ほども書かせていただいたように、元気そのもののまりんに・・・
まだ決まっていない未来の不安のために・・・
どうしても手術という決断をくだせなかった・・・。
そして・・自分の手の感覚と申しましょうか・・・。
もしかしたら違うかもしれないのだけれど、てんてんはこれまで人様の「悪性腫瘍」というものを
3度触らせていただいたことがあります。
その時に指先で感じた感触と・・・まりんの腫瘍との感触があまりにも違っていて・・・
うまくいえないのだけど・・腫瘍の顔というか・・まりんのものはそんな悪い顔をしていないように感じたのでした。
「私が無理をしない選択」
目を閉じて・・・まりんが手術する道を選んだときと・・・手術しないことを選んだときと・・・
両方の道をしっかりと想像してみました。
もし、今手術を選択したとして・・まりんの腫瘍が無事なくなったとしましょう・・・。
まりんの子宮がなくなったとしましょう。
たしかにこれから先、乳腺腫瘍や子宮蓄膿症になる確率はなくなります。
てんてんがこれまで10年の間に生徒さんにもずっと伝え続けてきたことです。
たとえその病気にはならなくても
てんてん自身が生き方をしっかりと180度かえないかぎり、
まりんは又別の方法でメッセージを送ってくることでしょう。
そうだとしたらすべての臓器・・すべての器官を排除しなくてはなりません。
だって・・癌は乳腺や子宮だけにできるものではありませんものね。
そしてメッセージは病気だけとは限りません。
怪我や事故ということだってありえます。
そしててんてんはそっと自分の中で決めました。
まりんに痛い想いをさせないですむ生き方・・まりんに命をはらせない生き方をを私は選択するのだ・・と・・。
それが私が一番無理のない生き方だ・・と・・。
それこそが私が一番幸せに生きられる・・望む道なのだと・・・。
けれど・・・逃げ道は自分に作ってあげようと思っていました。
人間は本当に弱いものです。
心強く生きよう!!と思ってもやはり弱さが出てしまって・・まりんの腫瘍を悪化させてしまうかもしれません。
もし・・万が一・・まりんになにかの症状が現れたときにはすぐに西洋医学の手術を受けようと・・・。
(まりんはまだ4歳と若いので麻酔や手術には十分耐えられる体力がありますので・・)
その日から・・今まで学んできたヒーリングを毎日まりんに施すようになりました。
夫についつい持ってしまう・・「もっとこすればいいのに・・ああすればいいのに・・・
こうしてほしい・・ああしてほしい・・」
そういう想いさえも「夫が生きていてくれるだけでありがたい・・」と
自分に落とし込むようにしていきました。
夫に「もっとこうしてほしい」と思う部分はてんてん自身の至らなさでもあるのだと理解し
自分が変わるように努力しようと思いました。
夫に求める生き方ではなく、自分自身が変わろう・・・
そして夫にも毎日にトリートメント・・・夫が会社にでかけてからも夫の幸せを願って・・
夫の会社もいっぱいイメージして「幸せになりますように・・・」と祈りました。
これまで夫に向けてきた小さな念に対しても「ほんとにごめんね~」の気持ちをいっぱい送りました。
そんな日々を送っている中、蓼科でヒーリング研修が開催され・・
学ばせていただいた、そのヒーリングの手法で毎日まりんにヒーリングしました。
ここまでてんてんががんばれたのは・・・
てんてんの前を歩いてくださっているアロマの師匠であるゆりあ先生をはじめ
たくさんのセラピスト仲間の経験があったからです。
ゆりあ先生には先生がいらっしゃいません。
だからこれまで先生は誰よりもたくさんの失敗(じゃないけど・・)経験を重ねてこられました。
「こういう時どうすればいいのか?」それを教えてくれる先生が先生にはいないのだから・・
自分で失敗して・・・そこから自分で学んで・・自分で立ち上がっていかれるしかなかったのです。
どの時代でも・・どんな世界でも・・一番前を歩くものの「サガ」ですね。
だからゆりあ先生は生徒である私達の何十倍も辛い涙を流されたきました。
先生は特別なのではなく、誰よりもたくさんの努力をされてきた方でした。
そしてご自身で歩んでこられた体験を・・ご自身の弱さを・・私達生徒にありのまま伝えてくださいました。
先生もかつてほんとに愛して・・愛して・・愛して・・やまなかった大切なわんちゃんを
不慮の事故や病気でで亡くされた経験がありました。
あまりにも切ない涙をたくさんたくさん流されてきたのです。
けれど・・罪悪感に陥ることなくそこからワンちゃん達が送ってくれているメッセージの真の意味に
気づかれ・・・理解され・・・「同じ過ちは2度と繰り返さない!!」とご自身に誓われ・・・
今、老犬であるオールドイングリッシュシープードックの風香ちゃん14歳の介護を
愛いっぱいでされています。
私達生徒はその先生の背中を見てここまで育ってきました。
先生が私達が悲しい想いをしないですむようにと・・ご自身の体験から学んだことを
たくさん教えてくださっているのだから・・・私達生徒は先生と同じ道を歩むのではなく・・・
先生や亡くなられた先生の先代愛犬ちゃん、愛犬くんが通ってこられた軌跡を
灯りとし・・・幸せになる早道を歩んでいけばよいのだと思っています。
また先輩セラピストの方の体験もてんてんの大きな励みになりました。
心が弱くなって・・どうしても夫を責めてしまいそうなとき・・誰かを責めそうになったとき・・
自暴自棄になりかけたときはその先輩達が書き残してくださった
わんこ達との様々な体験談を何度も何度も読み返し、勇気をいっぱいいただいてきました。
そうやってこの数か月過ごしておりました。
そして思いました。
もし・・まりんにこの腫瘍ができなかったら・・・私はここまで本気で変わろうと思えただろうか・・・。
ヒーリングもまりんに毎日こんなにできただろか・・・。
こんなにも夫やたくさんの人達に頭を下げて「ごめんなさい」と謙虚になることはできなかった。
そしてまりんの腫瘍へのヒーリングを毎日することで指先の感覚がますます鋭くなっているのを
感じずにはいられませんでした。
病気は愛・・・決して怖いものでも・・悪者でもありません。
人間はほんとに弱いから・・・こういうことにでもならないと本気で変わろうとしないから・・・
だから「病気」というものがこの世に存在するのですね。
ある時期からてんてんは腫瘍にヒーリングするとき・・・
「腫瘍ちゃん♪大切なことを教えてくれて・・ほんとにほんとにありがとう~ラブラブ」と言いながら
するようになっていました。
そんな中・・・ある生徒さんからメールをいただき、、
メールの内容に彼女の妹さんが通われている動物病院のことが書かれてありました。
そこにこんな一文があったのです。
「○○ちゃん(彼女の実家の愛犬)は脂肪腫が少し大きくなってきていて心配していたのですが、
先日、検査してもらったら、悪性でもなく、脂肪腫が大きくなっただけ・・との診断で、
すぐに手術もしなくてよくなりました。」
てんてんは「え???麻酔をかけて細胞検査をしなくて脂肪腫か腫瘍かわかるの?」と思い
すぐに彼女にメールしてみました。
まりんのかかりつけの獣医さんのところではすぐに手術をすすめられたこと・・・
その病院はどうやって腫瘍の検査を行っているのか?など質問させていただきました。
*ちゃんから・・・
その病院では腫瘍に針をさして調べる・・という方法をとられているそうです。
はじめて聞きました。
手術をして細胞をとりだして検査するわけではないので100%のことはわからないにしても
その「細胞針検査」というのでだいたい9割ぐらい腫瘍なのか、ただの脂肪腫なのかがわかるそうです。
てんてんおめめがきらり~~ん!!と光りました。
実はこれまでもずっと京都でセカンドオピニオンを探していたのです。
けれど「ココ!!」と思えるところがなかなかなくて・・・
生徒さんから紹介していただいた今回の動物病院は大阪府の門真市にあるので、ここからは
ちょっぴり遠いのですが、どうやらてんてんだけではなくとても遠いところからでも
その病院の評判を聴きつけて通われている方が多いそうです。
そして今日、朝一番に行ってきました。
高速道路の第2京阪ができたおかげで、大山崎ICからのると門真I.Cまで約15分ぐらいでした。
びっくり!!
家から片道約1時間と少しで行けたのでほんとにありがたかったです。
第2京阪様様~~でした。
最初は丁寧に丁寧に触診していただいて・・・
「正直、腫瘍なら悪性か良性かは五分五分です。京都の病院が手術を薦められるのは無理のないことでしょう。
しかし・・・まだ4歳でしょう・・・乳腺腫瘍ができるには早い年齢ですね。でも・・例外というケースもありますし・・
まずは細胞針で検査してみますね。」と伝えてくださいました。
そして・・・まりんの腫瘍ちゃんに2ケ所針を刺してくださいました。
先生はすぐに・・・
「あーーーこれは腫瘍じゃないかもしれませんね。」
てんてん:「へーーーー!!!!」(めっちゃうれしそうな顔をする)
先生:「ごめんなさい・・まだ希望持たせたらだめですよね・・。すぐに検査に回しますから・・・」
そう仰ってお部屋を出ていかれました。
そして数分後お部屋にもどってこられて・・・
「もちろん100%腫瘍ではないとは言い切れません。でも・・触ってみてください・・。さきほどまであったものが
ほぼなくなっているでしょう?」
てんてんはいつもヒーリングしていたまりんの腫瘍のところに指をあててみました。
てんてん:「ほ・ほんまや~~!!なくなってる!!」
先生:「その物質がなんなのかはちゃんとした細胞検査じゃないのでわかりませんが、
おそらく嚢胞の中に汗やフケがたまってしまったものだと思われます。」
てんてん:「よ・よかった~~~~」
先生:「あ・・それでもこれからもしかしたら大きくなったり腫瘍になったりするかもしれませんので
気をつけてみてあげてくださいね。そしてもし腫瘍であればやはり手術をされたほうがよいかと思います。」
そのよう伝えてくださいました。
相変わらずキラキラおめめでケロリ!!としているまりんの顔をみると・・笑けてきて・・・
「まりんにまたしてももやられてしまったなぁ~~」って思って・・・
以前ゆりあ先生から「まりんはほんと手ごわい子よ~~」と言われたことを思い出して・・・
やっぱりわらけました。
帰りの高速道路を走っているとたくさんのことに感謝がいっぱいいっぱい溢れてきました。
京都の動物病院の先生が乳腺腫瘍と診断してくださって・・・「すぐにでも手術を」と言ってくださった
ことから・・・てんてんはこれまでの自分を大きく振り返り、いっぱい反省し謝罪の気持ちをたくさん送りました。
もし・・最初から京都の病院で「これは腫瘍ではないですよ~」と言われていたら・・・
てんてんはここまで自分が変われなかったと思う・・。
強くなれなかったと思う・・。
だから京都の動物病院の先生にも本当に感謝でいっぱいなのです!!
それにここの病院は今回たまたまそんな感じだったけど、これまでもまりんのことでたくさんお世話に
なってきたし、、24時間対応してくださる数少ない病院でもあるし、ほんとにこれまでのこともとても感謝しています。
そして今回ひょんなことから*さんに大阪の動物病院を紹介してもらえたこと・・・
今日初めて行った動物病院の先生がほんとに丁寧に診察して、てんてんの気持ちに寄り添ってくださったこと・・
てんてんより先に動物との生活でいろんな経験をしてきてくださったゆりあ先生や、仲間の先輩達に・・・
なにより、いつもこうやっててんてんが幸せな道をまっすぐに歩いていけるように
大女優を演じてくれる女優犬まりんに・・・ほんとに・・ほんとに・・ありがとう・・・と感謝の気持ちでいっぱいです。
けれど・・獣医さんが仰ったように・・100%腫瘍でないとはいいきれません。
もし腫瘍だとしてそれが100%悪性ではないとは言い切れません。
どんなことも100%ということはありえません。
やっぱり・・・これからもてんてんの生き方にかかっているのだと思います。
てんてんがもし・・この先、自分の魂の意志に反した生き方をするなら・・・まりんは容赦なく
身体をはってくれることでしょう。
愛するまりんと・・・長く・・長く・・これからも共に健康で一緒に生きていきたいから・・
まりんだけじゃない・・・愛するものは愛するものの為にやっぱり身体をはってきます。
夫だって・・まゆっちだって・・らびだって・・いつそうなるかはわからない。
愛する人達と1日でも長く幸せに生きていきたいから・・・
てんてんはやっぱり「心強く生きていきたい」と思う。
きっとこれまで何度もの転生の中で決して無得なかったこと・・・
自分でどんな自分も愛するということ・・・
奪う生き方ではなく・・与える生き方をしていくとういうこと・・・。
今生の自分のすごい魂の強き意志を感じています。
私は私の魂の強き意志に今生こそ報いてあげたい。
ありがとう・・・まりん・・・そしてたくさんのみなさま・・本当に本当にありがとうございます。
これからも家族への毎日のトリートメント・・・ヒーリングぅ~~たくさんさせてもらいます。
その為にもてんてんが元気でいなくっちゃね(^_-)-☆
まりん、だ~~~~いちゅき