お風呂上りの娘の髪をドライヤーで乾かす。
洗面所の鏡に写る娘のなんともいえない個性的なお顔をみていると
ほのぼのとした気持ちになる。
そういえば漫画で「ぼのぼの」ってあったね。
「目」以外のパーツはすべて、てんてんにそっくり。
まさに夫との合作だ。
娘に聞いた。
「な~、なんでまゆっちってそんなに鼻が低いの。」
(そっくりな自分の鼻を棚にあげてきいた)
嫌味ではなくて、本当にその低いちょこんとした粘土でひっつけたような
お鼻が可愛らしくてそんな質問をしてみた。
娘:「う~~ん、 多分お母ちゃんのお腹の中で骨と肉と皮が足りひんかった
んやと思うわ。」
母:「爆笑!!」
娘のこんな面白い発想にいっつも大笑いさせられる母てんてんだ。
昨夜はこんな笑いの中、ほのぼのした気持ちで眠りについた。
昨夜のレッスンで、てんてんはまたもや自分の話している内容に自分が感動し
陶酔して話をしていた。
生徒さんも目から大粒の涙をぽろぽろとこぼされている・・。
てんてんの心:『あ~~私、なんかめっちゃいい話してるしぃ~。』
『いい感じ~~。』
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・っとその時、目を真っ赤にしながら泣いている生徒さんの
肩がぴくぴく震え始めた。
そして、我慢を抑えきれないよにクスクスと笑いだしたのだ。
生徒さん:「せ・せんせ~い」(申し訳なさそ~に)
「ハーブティーこぼれてますけど・・・。」
てんてん:「」
てんてんはハーブティーのカップを右手に持ちながら熱弁をふるって
いたのでティーカップから「じょぼじょぼ・じょぼじょぼ」っと
自分のカリキュラムの上に大量のハーブティーをこぼしていたようで
なんと水たまりになっていたのだった。
生徒さん:「途中から気になって気になって・・いつ言おう、いつ言おうって思ってたんです
けど・・こらえきれなくて・・」
と大爆笑してくださった。
ま・まさかあの涙は感動の涙ではなくて、てんてんのオバカ加減に必死で
笑いをこらえて出たものだったのか!?
まだてんてんの感動的な話は途中だったために、なにげに平静を装うと
「あら~ごめんね~」と言ってティッシュで水たまりを吸い取ったけれど
生徒さんの笑いはなかなかおさまることはなかった。
てんてんはやっぱり「2の線」を気取っても無駄みたい。
「3路線」が隠し切れないのだ。
やっぱりてんてんはてんてんなのだ。他の誰にも変身できないのだ。あたりまえだ。
講演会なんかではいつもよりちょっぴりお洒落して、お話をさせていただく。
でもやっぱり話している最中に隠しきれないものがでてきてしまうのだ。
いっそのこと今度の講演会はあの裏地ぬくぬくフリースズボンでやっちゃおうかなぁ~。
そういうのが好きなホワイトウィングの生徒さんはきっと大喜びしてくださることだろうけど、
一般のみなさん、ひくだろうなぁ~。まさか、アロマの講師だとは思わないだろうなぁ~。
でも中には「マニア」がいたりして・・。
アロマの資格をせっかく取得してもなかなかお仕事として始めよう~って
思えない方もいらっしゃるようだ。
もちろんそれはそれぞれの自由だから全然かまわない。
でも本当はどこかでこのお仕事をやりたい!って思う気持ちはあるのに
「まだまだ自信がないから・・」という理由で1歩踏み出せない方も
なかにはいらっしゃるようだ。
このお仕事をしていくとき・・いえ・・他のどんな仕事だって・・・もちろん「お母さん」という
仕事だって最初から自信なんてある人っていないよね。
誰にでも「最初」というものがあるのだから・・。
「自信」って必要ないのかも・・。
生徒さんから「教えられる」ことおはあっても「教える」ことはなにもない。
ただ、てんてんは「お伝えしているだけ」なのだ。
自分が得た知識、自分が体験したこと、そしてそこから自分が何を学び何を感じたか・・。
それをただただレッスンの中でお伝えさせていただいているだけなのだ。
そしてやっぱり、講師である私こそが生徒さんから教えられることばかり・・。
教えられるどころか、本当に根性を叩きなおしていただくこともたくさんある。
気取っても、いいかっこうをしても生徒さんは甘くない。ぜ~~んぶお見通し・・。
なのになぜか、そんな笑えるてんてんのところに一生懸命通ってきてくださる方がいる。
まさしく「マニア」としかいいようがない。
てんてんも6年講師をさせていただいているけど、最初の頃は今思い返すとすっごい
レッスンをしていたものだ~と自分で笑えてくることもある。
けれどその時々どんなに未熟なレッスンであっても一生懸命生徒さん達と関わって
きたし生徒さんもまた一生懸命関わってくださった。
ほんとに生徒さんと一緒にひとつひとついろんなことを乗り越えてきたように思う。
「先生~がんばれ~~!!」っていっぱい励ましてもらったことも数知れず・・。
付き合いの長い生徒さん達はぼろぼろのてんてんもよ~くしてくださっているからね・・。
だから最初っから「自信」なんて必要ない。
「やりたい!」「伝えたい!」ただ・・その気持ちひとつなのだ。
本当にただそれだけなのだ・・。
そのあつ~い気持ちがなにかを通じて伝わるのか・・・。
マニアが・・・やってきてくださるのだ・・。
万人に必要とされ、万人に指示されなくてもいいのだ・・。
またそんなことはありえない。
たった一人でもこんなてんてんの体験談を必要としてくださる方が
いてくださるのなら・・・ただただ一生懸命心をこめてお伝えさせていただきたい・・。
ただ・・そう思うだけです。
でも一番のマニアは・・「てんてん夫」かも。
こんなわたちをお嫁さんにもらってくれるのは「てんてん夫」しかきっといなかったと思う。
昔はけっこう強烈なわたちだったからなぁ・・。ありがたや~~です。
この前ブログで講演会のとき、どなたか体験談を発表してくださる方~と
募集させていただきましたら早速、1名の方が「是非お話させてくださ~い」と
名乗りでてくださった。
彼女のメールには「アロマに出逢う前の私より、本当に幸せになりました~。
その気持ちをありのままでお話させていただきます!」と
書かれてあった。
とてもうれしかったです。
彼女が今感じてくださっている「幸せな気持ち」は紛れもなく真実であって
それをただただありのままでお話できるというのはとっても素敵なことだと思う。
言葉たらずであったとしても、、難しい言葉や、洗練された言葉を使わなくても
彼女の幸せな気持ちは彼女の姿を通してきっと感じてくださる方がいてくださることだろう。
また主催者であるてんてんも同じ気持ちです。
ありのままに、感じるままに、魂のおもむくままに、今感じているいろんな気持ちを
お伝えさせていただきたいと思っています。
そしてちょっぴりでもいい、、お話を聴きにきてくださる方が講演前よりも元気になって
帰ってくださったらうれしいなぁ~。