昨年の5月1日
兵庫県伊丹市にある「ブックランドフレンズ」という本屋さんへ行きました。
どうしてそんなに遠いところまで?
・・って思われますよね。
「福に憑かれた男」
この本を読んだのは今から2年前ぐらいだったかな?
お買い物に出かけた際
三条富小路あたりにあるカフェで一休みしながら
読んでいたのです。
その中のある文章を読んだとき、、
胸がぎゅ~・・ってなって、、涙が溢れて、、、
口を塞がないと嗚咽がもれてしまいそうになるほど
泣けてきて・・・
テーブルにぼたぼたぼた~~と涙が零れ落ちたのです
店内は私、1人だったので・・助かりましたが・・
しばらく涙を止めることができませんでした。
その後、鴨川に行って・・セブンイレブンで買った珈琲を
飲みながら、1人風に吹かれていると
涙がやっと止まってくれて、、
今でもあの時みた空をはっきりと覚えているのですが
すごく空がきれいで、、トンビも飛んでいて、、
とても清々しい気持ちに包まれたのでした。
この「福に憑かれた男」の内容は
実在する書店がモデルになっていて
(全く別の2軒の書店がモデルになっているそうです)
その1件が兵庫県伊丹市にあるブックランドフレンズさん
この時から、いつか必ず・・その書店に行ってみたい!
・・と思っていました。
本の内容はフィクションな部分もあるし、、
又、著者の方が店主さんではないのですが・・
私はどうしてもお礼をお伝えしたいという気持ちにかられたのです。
そして、本を読んでからしばらく時間が経ったのですが
冒頭にも書いたとおり
昨年の5月1日に阪急電車を乗り継いで訪れたのでした。
お店はいい意味で、、昔からあるようなふつうな感じのお店で
子供の頃によく行ってた西京極のほほえみ通りにあった
本屋さんに雰囲気が似ているせいもあったのか?
どこか懐かしさを感じる店内で・・
店内を1周すると、、なんとなくだけど・・
店主さんと自分に共通する部分があることを瞬時に感じたのでした
店主さんに私が京都から来た理由をお話させていただくと、
店主さん自ら珈琲豆を挽いてくださり、
おいしい珈琲を入れてくださいました。
店内に置かれているどっしりとした木のテーブルで
おいしい珈琲をいただきながら、
私がこの本にどれだけ助けられたか?
勇気をもらったか?をお伝えさせていただきました。
店主さんは静かにお話を聴いてくださいました。
そして店主さんの想い、、というのも聴かせてくださいました。
この書店では、ただ・・本を売るだけではなく
客が望めば・・、その時にその人にお薦めの本を
選書してくださるのです
私はこの時、特に欲しい本があったわけではなかったので、
はるばる京都からやってきたこともあって、
店主さんに選書していただくことにしたのです
私がお話させていただいた内容から、、
なにか感じ取ってくださったようで、、お薦めしてくださったのが
青山美智子さんの「木曜日にはココアを・・」
「きっとこの方の本・・好きだと思いますよ。
とても優しい気持ちになれる本です」
・・と紹介してくださいました。
その時、青山美智子さんをはじめて知ったのですが、
かなり人気の作家さんのようですね。
ふふ・・実は、本を購入してから1年以上経った今・・
やっと今日・・読み始めました。
ほんとうに・・すごくすごく優しいです
優しい風を感じる本です
言葉のひとつひとつがとても優しい・・。
また、優しさに出逢えました。
今から、また続きを読みます
暑さも吹き飛びそう・・。
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