平成29年8月14日(月)くもり お盆を迎えたあさひむら。昨日より涼しい風がなんとなく秋に一歩近づいた気配を感じている、とちのみ特派員です。
さて、今回は8月11日に行われたアルゴディア研究会主催「生まれ変わりの旅・悠久の歴史を超える時間 千二百年の歴史街道でタイムトリップ ~六十の詣で 二」に参加しましたので、真夏の六十里越街道の魅力をレポします。
今回のコース「田麦俣~湯殿山参籠所」は、六十里越街道・古道歩きのオーソドックスなコースなんですが…このコースが2年ぶりの特派員。コース終盤の難関「ザンゲ坂」を乗り越え、湯殿山神社本宮へ無事に到着を…と願いを込めてのスタートとなりました。
古道歩きの初めは、集合場所の月山あさひ博物村文化創造館「ゆどのみち六十里越番所」にて、今日の主催者アルゴディア研究会によるオリエンテーションからスタート!街道DVD上映後、小関会長のあいさつ、安達事務局長から街道の紹介、今日のガイド茂木さんからコースのお話を受けます。
菅笠と金剛杖を用意し、送迎バスに乗車。スタート地点の日本の滝百選地「七ツ滝」(ななつだき)へ到着です。
涼し気な滝を眺めながら、あの滝つぼに入ったら冷たいかな…と真夏らしい話題?をしながら歩き始めました。
今日のガイドは六十里越街道 山船頭人協会の茂木さん。話の引き出しがたくさんあってそれも楽しみです。
街道に一歩踏み入れば、真夏の深い緑の間からこぼれる光、心地よい癒し空間に突入です!
昔の夏茶屋があった「独鈷茶屋跡」。弘法大師が手を拭いてねじれたという「ねじれ杉」は今日もくるくるカールが健在です。
茶屋跡から下りるとすぐの場所に「独鈷清水」があって、冷たい清水が流れるそばに小さなお地蔵様がいらっしゃいます。
ほ~(;’∀’)街道の名所「千手ブナ」が近づいてきた~何度見ても迫力に圧倒されます。
千手ブナを過ぎると「護摩壇石」に到着しましたが…ん!?
案内看板に「わらじ」がかけてある(・・? 今日の古道歩きは「歴史古道でタイムトリップ」まさにタイトルどおりです。
途中で「とちもち」や「とちあられ」など、あさひむらの特産「とちの実」を使ったおやつで栄養補給しながら前に進みます。
ここは「大掘抜」(おほのぎ)。街道の名所では季節の風景のなかで訪れる方々のカメラに収められます。
古道歩きはお昼ごはんも楽しみのひとつ!(^^)! 昼食場所「細越峠」(ほそごえとうげ)に到着です。
今日は特製の「六十里越街道弁当」に、なんといってもアルゴディア研究会の小関会長と安達事務局長のお手製「ミズ汁」が用意されています!!うまそー(^0_0^)
鍋の中をのぞくと、旬の山菜「ミズ」にニシン・マイタケ・うすあげが入ったボリューミーな山菜汁。いただきまーす!うまし!!
いつもにも増して満腹( ^ω^ )差し入れでいただいた冷たいキュウリ漬けもおいしかったなあ…
やっぱりお昼ごはんは古道歩きの大きなポイントです(^_-)-☆
さあ!栄養補給も済んだところで湯殿山神社を目指します。湯殿山遙拝所からの眺めです。
ここからは、山の幸や植物との出会いが続きます。今だけの出会いも古道歩きの楽しみです。
ま・まさか!これは!!!一年ぶりに出会った「タマゴタケ」(^3^)/
表面は光沢があってプチトマトのようなツルツル感。色は鮮やかな赤。
去年同じ時期に歩いた時に初対面。今日は出会えないかも…とあきらめかけていた時に、こそっと生えていたタマゴタケ。
食用なのは知っていたけど、今回も眺めるだけにしました。いつか、食べてみたいなと。
この後、しばらく上りコースが続きました。そしてコース終盤は、いろいろなことを反省し、ザンゲ坂を一歩一歩上る。
そしてついにザンゲ坂を上りきったー!!終盤の上りは写真撮られなかった…無念(‘’_’’)
ガイドの茂木さんから「あとは下るだけだぞー」との元気の出る言葉。ありがとうございます!
この後、参加者全員、無事にゴールとなる湯殿山神社本宮に到着して特別参拝を行いました。安全な旅へのお礼をしながら湯殿山神社本宮を後にしました。
真夏の古道歩き「六十の詣で 弐」は六十里越街道の魅力と心地よい疲れを感じさせてくれる旅となりました。
これからの季節も六十里越街道を歩く企画がありますので、千二百年の歴史古道を歩く旅に参加してみてはいかがでしょうか?
ガイドさんのお話しに思いをめぐらせ、心に残る風景を見つけられる旅となるでしょう。
ちなみに、とちのみ特派員のこの日の夕食は、鶴岡市の夏の味覚「枝豆」(自家栽培)そして「南禅寺豆腐」、尾花沢市産のスイカを食べて疲れをいやしたのでした~(^_-)-☆
「六十の詣で 弐」を満喫できた とちのみ特派員がお届けしました♪