山形県鶴岡市あさひむら観光協会ブログ♪

名峰月山と朝日連峰に囲まれた大自然が残る旧朝日村。六十里越街道、伝説の魚が棲む大鳥池などの魅力をたっぷり紹介します!

明日は大黒様のお歳夜です

2011-12-08 09:59:22 | 観光情報
23.12.8(木)

朝の気温は3度でした。お~寒い


昨日は「大雪」(たいせつ・・・雪が激しく降り始める頃)でしたが、まだ雪は積もっていません。が、今日は朝からみぞれがふっています。積もりこそはしませんが、と~っても寒い一日です

さて、明日12月9日は「大黒様のお歳夜」です。大黒様の御歳夜とは、大黒信仰との関連でどちらかと言えば、商家の習慣とされる中にあって、この地域の一般家庭までの広がりをもった子孫繁栄行事としたは特異なものだそうです。庄内地方では12月9日の夜は『大黒様の御歳夜』と言って、まっか大根、ハタハタの田楽、豆料理などを神棚に上げ家内全員がそのお裾分けに預かり、商売が繁盛(商家の家)、子孫繁栄、家内全員がマメで暮らせますようにと大黒様に拝む風習があります。

今日は産直あさひ・グーさんに行って大黒様にお供えする料理の材料を見てきました


まっか大根
その昔、餅を食べ過ぎてお腹をこわした大黒さまが、道ばたで大根洗いしてた娘さんに消化によい大根を1本くれとお願いしたところ、姑さんが本数数えてるから1本まるまるはあげられないけども二股にわかれた大根だったら、と差し上げたという逸話が残っているそうです。


もだし


からどりいもの茎
納豆汁にはこの二つが欠かせませんねあと納豆も
大黒様の日になると、小さいころから家に帰るとこの納豆汁の匂いがプゥ~ンとするものでした。そうすると「あ!大黒様だぁ!」と。小さい頃は12月9日=大黒様のお歳夜なんて知らなかったので(随分大人なってから知りました・・・)納豆汁=大黒様だったわけです。

子孫繁栄を祈ってハタハタの田楽(ハタハタの田楽も=大黒様でした)、黒豆ご飯に、黒豆のなます豆腐の田楽は「マメに暮らせますように」と他にもこういった品をお供えします。黒豆の2品は黒豆なのに紫色のご飯となますになります。


玄米おこし
米のお菓子ですね。これもこの大黒様の時期になると店頭に並びます。我が家では“でごづげ”っていいます。(ナゼダ・・・?)

大黒様のお歳夜の詳細は大黒様のお歳夜を見てくださいね

小さいころからあたりまえだった大黒様のお歳夜が全国的でないということは、結構大きくなってから知りました。子供のころは黒豆一個ずつかなづちで叩いて割れ目を入れ、納豆はテレビを見ながらすり鉢でネットネットにつぶす、それが子供の頃の仕事でした近頃はその仕事してないな~・・・

その地方、地方でのいろいろな伝統の行事、お祭りっておもしろいですね。





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2 コメント

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でごづけ (のいおじさん)
2011-12-08 22:14:56
でごづげ ...
沢庵漬けのことを「でごづげ」ともいいますよね
玄米おこしの形が、沢庵漬けを切った形に似ていたから「でごづげ」と呼び始めたのではないでしょうか?
返信する
ありがとうございます (あさひむら観光協会)
2012-02-01 14:10:32
のいおじさん様
コメントありがとうございます。
実は当初コメントをいただいても返信できません、となっていたもので、ずーっと返事が保留になっていました。本当に本当に申し訳ありません。せっかくいただいたコメントですので、
当協会からもコメントさせていただきます

たくあん漬け、家でもでごづげって言います。玄米おこしの形がたくあん漬けを切った形に似ていることが由来しているんですか。昔の人はたとえ上手ですね。勉強になりました!ありがとうございます。
返信する

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