令和3年4月13日人生の処方箋
『天地に 祈る』
けさは「天と地に祈り、人に祈る」という、命の道のことです。
四国のお遍路は、目的を持つ人と、夢破れて放浪の人とがいます。
現代ではウオーキングで歩く人もいます。
かつて様々な人生に翻弄され、たどり着いた放浪の人々がいました。
東大を出て将来を嘱望されながら、酒癖と不義理を重ね放浪のすえ、四国の寺院でなくなった俳人がいます。
その折々の苦悩を俳句で表現し、その句は多くの人を魅了しました。そして俳句の喜びを広めたものです。しかし、一家を路頭に迷わせたまま、自ら句は作れても人生の喜びは作れませんでした。
かたや私の師は、四国の山野に天地のはたらきを悟り、苦悩者を救ったものです。放浪者は愛に飢え、師の遍路は天地に祈り、慈悲の救いをあらわすものです。
天地に合掌するだけでなく人に合掌し、祈りを生活に生かすことが命の道です。やります!
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