31・3・29、性格と運命
[病気の三根と、人間の四悪は裏の生活の本体]
少しつらい言葉ですが、あえて取り上げてみました。
人間は生を受けてより、やまいの原因となる、『三根を持って』いて、その上、知らずしらずに、『四つの悪行』を重ねてしまう『四悪がある』とあります。これを、裏の生活といわれています。その共同作用で、『精神上、人格上の欠陥』が作られて、身体のどこかに弱いところが、生まれてきます。
『病気の本体』が、『四悪とわかった』以上、人間はいかなる場合であろうと、事情のことをかんがえてはなりません。
どんな込み入った事情であろうと、そのために病気になったのではありません。
事情は、すでに過去のもの、影も形もありません。
かつてに作った妄想妄念が、心の中に記憶として残っているだけです。
つまり、事情の解決によって、病気を治すことと、事情の解決とは、無関係です。
ただ、あなたには、『病気の元素』があります。『四つの悪』という、『悪い質と癖の元素』があります。これを、『自ら改善』しない限り、やまいは生涯、ついてまわるでしょう。
事情は解決しなくても、忘れられて行きますが、持った『性格から来る四悪』は、容易に取り除くことはできません。
さて、『その四悪こそ』『❶性格の翻弄、❷精神の懊悩、❸身体の鬱血、❹生活の乱行』です。
要するに、『人と離れるくせ、人の寄り付けないくせ』を持っているということです。
やはり、運命開拓には、改善するよりありませんね。