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2月16日(金): 食の音の風景プロジェクト/お知らせ/ミッション別ページ

2024年02月16日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAの食の音の風景プロジェクトで日食を感知

皆既日食の最中に風景を暗闇が覆い尽くすと異常なことが起こり始める。偽りの夕暮れに騙され、鳥は歌いをやめ、コオロギが鳴き始め、ミツバチは巣箱に戻る。

これらの非定型的な動物の行動の報告は何世紀も前にさかのぼるが、日食が植物や動物の生命に及ぼす影響は完全には理解されていない。そこで、2024年4月8日、NASAが資金提供する 食の音の風景プロジェクト(Eclipse Soundscapes Project) は、皆既日食の光景と音を集め、日食が様々な生態系にどのような影響を与えるかを理解するために、関心のある一般の人々の助けを借りてデータを集める。

皆既日食は、月が太陽の真正面を通過し、その光が惑星の一部に到達するのを妨げるときに起きる。太陽の光が完全に遮られている領域では、日が落ち、気温が下がり、いくつかの星が見えるようになる。これらの変化は、動物を騙していつもの日中の行動を変える可能性がある。皆既日食が、2024年4月8日に北米の3千万人以上の人々の頭上を通過し、大規模な市民科学プロジェクトにとっては絶好の機会を提供する。

プロジェクトは、1932年にカナダとアメリカの北東を通過した皆既日食の後に、アメリカの科学者ウィリアム・M・ウィーラーが行った同様の調査を再現することを目的としている。100年近く前のこの調査は、一般の人々から約500件の観察結果を集めた。

このプロジェクトでは、動物や昆虫の行動をよりよく理解するために、最新のツールがこの調査を再現し、拡大することを期待している。これは、日食中に見たり、聞いたり、感じたりした音声記録や記述による説明などの多感覚的観察によって達成される。このプロジェクトは、コオロギの行動について学ぶことに特に関心があり、夜行性動物と昼行性の動物が日食中に異なる行動をとったり、多少の声を出したりするのか、といった疑問に答えることを目的としている。

<ひとこと>: 珍しい提起なので取上げてみました。米国では昨年10月14日にも金環食が起きています。地域は異なりますが連続して起きるとは! 

<出典>: Abbey Interrante

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<お知らせ>: 延期された日本のH3試験機の2号機の打上が、明日2月17日(土)午前9時22分に予定されています。中継放送を見るには こちら から。詳細は下表「宇宙科学の話題」から。

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<ミッション別ページ>

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