天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

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2月14日(水): イオの最も鮮明な写真/お知らせ/ミッション別ページ

2024年02月14日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

木星の火山の衛星イオの最も鮮明な写真

NASAのジュノ探査機は、20年以上にわたって行ってきた木星の衛星イオへの最接近フライバイを行った。この宇宙船に搭載されたジュノ・カメラ「JunoCam」と呼ばれる機器は、壮観で高解像度の画像を生み出し、生のデータを処理、強化、調査できるようになった。

2023年12月30日、ジュノは太陽系最多の火山の世界の表面から約 1,500 キロメートル内に接近した。最近、イオの2回目の超接近フライバイを行った。2回目の通過は主にイオの南半球の上空を通過したが、それ以前のフライバイは北半球上空を飛行していた。これらの写真には見るべきものが多くある! 活発な噴煙、はっきりとした影のある高い山頂、溶岩の湖(一部には島々がある)の痕跡がある。

これらすべてを整理するのは困難であり、 JunoCam の科学者達はあなたの助けを必要としている。
<付記>: この木星探査衛星ジュノには、 JunoCam と呼ばれる一般の人々が画像処理を楽しめるカメラを積んでおり、多くの市民科学者達が作品をつくり提供している。

<ひとこと>: --- 大判はイメージのリンクから。木星に最も近い衛星イオは、大きな木星の影響を受けて、その内部が煮えたぎっており、その表面には多くの火山が噴出している。そのイオの夜の側が、木星から反射した太陽光(ジュピターシャイン(Jupitershine))によって照らされている。。

<出典>: NASA Science Editorial Team

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<お知らせ>: 明日2月15日午前9時22分、日本のH3試験機の2号機の打上が予定されています。中継放送を見るには こちら から。詳細は下表「宇宙科学の話題」から。

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2月13日(火): ガンマ線バースト:宇宙最強の爆発/ミッション別ページ

2024年02月13日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ガンマ線バースト:宇宙最強の爆発から知識を収集

既知の宇宙で最も強力な出来事であるガンマ線爆発(GRB)は、最高エネルギーの光の短時間の爆発である。それらは、太陽の光度の倍のクインティリオン(10の後に18個のゼロが続く)で噴出することができる。新しいブラックホールの誕生と共に知らされるものと思われていたが、偶然発見された。

1963年、アメリカ空軍が、禁止されている核兵器実験によるガンマ線を検出するためにヴェラ衛星を打ち上げた。米国は、地球の大気圏内での実験を禁止する条約を英国とソ連と締結したばかりで、ヴェラ衛星はすべての当事者の遵守を保証した。しかし、人工衛星は16回のガンマ線現象に遭遇した。1973年までに、科学者達は、地球と太陽の両方がこれらの輝かしい噴火の源であることを除くことができた。その時、ロスアラモス国立研究所の天文学者達が、これらの爆発が太陽系外で発生したことを発表する最初の論文を発表した。NASAのゴダード宇宙飛行センタの科学者達は、 IMP 6 衛星のX線検出器を使って、この結果をすぐに確認した。NASAのゴダード宇宙飛行センターの科学者達は、 imp 6 衛星のX線探知器によって素早く結果を確かめた。これらの爆発が我々のミルキーウェイ銀河を越えた遠くに起き、空を横断して均一に配布され、極度に強力でであることを示すためには、更に20年と、イタリアの宇宙機関の BeppoSax とNASAのコンプトン・ガンマ線天文台からの貢献を必要とするだろう。この最も近い GRB は1億光年以上離れて起きた。

この GRB は偶然に発見されたが、今日の研究者達にとって非常に貴重であることが証明されている。これらの閃光は、非常に重い星の一生の終わりや、遠くの銀河でのブラックホールの形成などの現象に関する洞察に富んでいる。

更に発見すべき科学的な宝石が沢山残っている。2017年、ガンマ線爆発は重力波(時空の構造のさざ波)と初めて結び付けられ、これらの事象がどのように機能するかについての理解を深める方向に我々を導いた。

--- 以下略。

<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<出典>: NASA Universe Web Team

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2月12日(月): 富士山、日本/ミッション別ページ

2024年02月12日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

富士山、日本

宇宙飛行士は、国際宇宙ステーションから撮影した写真で、斜めの視界と低い太陽の角度を利用して、3次元の強い感覚を捉える必要がある。この詳細なイメージは、宇宙飛行士が現在搭載されている最も強力なレンズを使って撮影したものである。午後の低い日差しが、日本で最も有名な火山の円錐形を強調している。また、山頂の火口、特に側火口(宝栄火口、イメージの中央下)に影が落ちる山腹の無数の溝や影など、地形の感覚を高めている。このイメージはスペースシャトル「コロンビア」が軌道から再突入に失敗する(2003年2月)5日前に撮影された。

宇宙を飛ぶと、宇宙飛行士が真下を向いたり、太陽が高い位置にあったりすると、高い山でも平らに見えることがあるが、これは地上から山を知る人間にとっては不思議な感覚である。この800ミリレンズで撮影された火山のイメージは、太陽の角度が高いときに撮影されたもので、3D感覚が弱くなっている。

富士山は日本で最も印象的なシンボルの一つであり、この地域の観光は高度に発達している。上り有料道路のスイッチバックが、イメージの上部中央の白にはっきりと見える。満足のいく対称的なピークとして、富士山(3776 メートル)は広範囲に撮影され、遠くからも見えるので、一年の中で何ヶ月も鮮やかな雪がかぶっている。富士山は日本においては文化的にとても重要な存在である。神道の神聖な山である。巡礼者は何世紀にもわたって祈りの練習として山に登ってきた。火山周辺には多くの神社が点在し、山頂の火口内にもある。現在はユネスコの世界遺産に登録されている。

<ひとこと>: 折しも富士の降雪が多い時期なので、国際宇宙ステーションから見た代表的な富士のイメージと解説を取り上げました。大判はイメージをクリック。

<出典>: Earth Observatry

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2月11日(日): 特別な光のオーロラ/ミッション別ページ

2024年02月10日 22時15分57秒 | 天文・宇宙

特別な光のオーロラ

2023年11月5日午前3時23分(米国東部標準時午前5時23分)、NOAA・NASAの Suomi NPP 衛星に搭載された可視光赤外線画像放射計センサーが、カナダ西部上空のオーロラのイメージを撮った。

オーロラは、地球の磁気圏の強い地磁気の嵐によって引き起こされる、夜空に現れる色とりどりの光のリボンである。太陽からの複数のコロナ質量放出が、荷電粒子の波を地球に送った。地球の磁気圏に衝突した後、磁場に閉じ込められた粒子の一部は加速されて地球の上層大気に入り、そこで窒素と酸素の分子を励起し、オーロラとして知られる光子を放出する。

もしこのようなディスプレイに興味があるなら、 科学者達がオーロラの目撃を検証し、分析し、宇宙の天気モデルに含めるのを手伝う (*)ことができる。

(*) オーロラの発生を知らせ、写真を撮り、追跡するなど。

<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<出典>: Monika Luabeya(著者名です)

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2月10日(土): NASA、新しい気象ミッションを開始/ミッション別ページ

2024年02月10日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASA、海洋、大気を調査するための新しい気象ミッションを始める

人類の利益のために、海洋の健全性、大気質、気象変動の影響を調査するNASAの衛星ミッションが、米国東部標準時木曜日の午前1時33分に軌道に打上げられた。

この PACE と呼ばれる、プランクトン、エアロゾル、気象、海洋生態系衛星は、フロリダ州ケープカナベラル宇宙軍基地の宇宙打上複合台40から、スペースXのファルコン9ロケットで打ち上げられた。NASAは打上約5分後に衛星からの信号取得を確認し、探査機は期待通りの性能を発揮している。

このミッションは、地球上空数百キロメートルから、水中の微細な生命や空気中の微細な粒子など、目に見えない小さなものの影響を調査する。

この衛星のハイパースペクトル海洋色彩装置によって、研究者達は、紫外線、可視光線、近赤外線光のスペクトルにわたって海洋やその他の水域を測定できる。これによって科学者達は、植物プランクトンの分布を追跡し、宇宙から、初めて、これらの生物のどのコミュニティが毎日地球規模で存在するかを特定することができる。科学者達や沿岸資源管理者達は、このデータを使って、漁業の健全性を予測し、有害な藻類の繁殖を追跡し、海洋環境の変化を特定することができる。

また、この探査機には特殊な二つの偏光計が搭載されており、これらは、太陽光が大気中の粒子とどのように相互作用するかを検出し、研究者達に大気のエアロゾルと雲の特性、地域および地球規模の大気質に関する新しい情報を提供する。

PACE は、この装置と偏光計を組み合わせることで、海洋と大気の相互作用と、気象変動がこれらの相互作用にどのように影響するかについての洞察を提供する。

地球の海は、海面上昇から海洋の熱波、生物多様性の喪失まで、さまざまな形で気象変動に対応している。 PACE によって、研究者達は、大気中の二酸化炭素を吸収し、それを細胞物質に変換することによって地球規模の炭素循環において重要な役割を果たす、植物プランクトンに対する気象変動の影響を研究することができる。これらの小さな生物は、食料安全保障、レクリエーション、経済に重要な資源を提供する、より大きな水生生態系と地球規模の生態系を推進している。

<ひとこと>: 記事は一部省略しています。大判はイメージのリンクから。

<出典>: Jennifer M. Dooren (著者名です)

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2月9日(金): 結びなしの船外活動の記録/ミッション別ページ

2024年02月09日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

STS-41B の象徴的な写真:最初の束縛なしの船外活動の記録

40年前の1984年2月7日、宇宙飛行士のブルース・マッキャンドレス2世が、スペースシャトル「チャレンジャー号」のペイロードベイから、初めて有人操縦ユニット(MMU:Manned Maneuvering Unit)を飛行させたとき、宇宙空間での自走式バックパックの使用に不安を抱く者も多かった。以前の宇宙歩行者は、接続帯で宇宙船に接続されたままであった。このジェット・パックによって、クルーは貨物室の外に出て、宇宙船の安全から離れて活動を行うことができた。彼は、1969年に初めて月面に足を踏み入れたニール・アームストロングの宣言に似たことを言って、妻と管制管制室の管制官の緊張を和らげようとした。「ニールにとっては小さな一歩だったかもしれないが、私にとっては大きな飛躍だった」。

<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<出典>: NASA History

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2月8日(木): 可視光とX線によるキャッツアイ星雲/ミッション別ページ

2024年02月08日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

可視光とX線によるキャッツアイ星雲

ある者にとっては、それは猫の目のように見え、他の者にとっては、恐らく巨大な宇宙の巻貝の殻のようかも知れない。実際には、それは、太陽のような星の寿命の終わり近くの、短いが輝かしいフェーズで噴出されるガスから構成された、知られている最も明るく最も詳細な惑星状星雲の一つである。この星雲の死にかけている中央の星は、一連の規則的な痙攣によって外層を振り捨て、外側の丸い同心のシェルをつくり出したのかも知れない。しかしながら、美しい、複雑な対称形の内部構造の構成は、未だ十分には理解されていない。この際立ったイメージは、ハッブル宇宙望遠鏡のイメージをデジタル的にシャープにしたものと、軌道を周るチャンドラ天文台が撮影したX線光を合成したものである。この絶妙に浮く宇宙の像は差渡し半光年に及んでいる。もちろん、このキャッツアイを見つめて、人類は、惑星状星雲フェーズに入る運命にある我々自身の太陽の、約50億年の進化の運命を見ているかもしれない。

<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<出典>: Astronomy Picture of the Day

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2月7日(水): ある宇宙のシミュレーション/ミッション別ページ

2024年02月07日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

Illustris:ある宇宙のシミュレーション

どうやってここまでたどり着いたのか? 再生をクリックして座って視聴しよう。 ある宇宙の進化のコンピュータシミュレーションが、銀河がどのように形成されたのか、また、宇宙における人類の位置づけに関する視点を提供している。この Illustris プロジェクトは、130億年以上進化した一面 3500 万光年に及ぶ120億の解像度の構成要素のために、2014年に2千万 CPU 時間を使い果たした。

シミュレーションでは、さまざまな種類の銀河の形成における物質を追跡している。 仮想の宇宙が進化するにつれて、宇宙とともに膨張する物質の一部が重力的に凝縮し、フィラメント、銀河、銀河団を形成する。 この注目のビデオでは、この変化する宇宙の一部を周回する仮想のカメラの視点をとっている。 最初に暗黒物質の進化を示し、次に(0:45)温度によってコード化された水素ガスを示し、 次に(1:30)ヘリウムや炭素などの重元素を、 そして(2:07)ダークマターに戻る。 左下にはビッグバンからの時刻が記載されており、 右下には、表示されている物質の種類が一覧表示される。 爆発(0:50)は、銀河中心の超大質量ブラックホールが高温のガスの泡を放出する様子を描いている。 仮想と現実の宇宙との興味深い食い違いが研究されており、シミュレーションによって古い星が過剰に生成された理由も含まれている。

<ひとこと>: イメージのリンク先は動画 Youtube です。

<出典>: Astronomy Picture of the Day

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2月6日(火): グリーンランド最大の流出/ミッション別ページ

2024年02月06日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

グリーンランド最大の流出

グリーンランドの氷床は、過去40年間で、これまでの推定よりも約5分の一多くの氷塊を放出したと、NASAのジェット推進研究所の研究者達の新しい論文で報告された。陸地の氷河の大部分は大幅に後退し、氷山は加速度的に海に落ちている。この追加の氷の減少は、海面水位に間接的な影響を与えたに過ぎないが、将来的には海洋循環に影響を与える可能性がある。

2024年1月17日にネイチャー誌に発表されたこの解析は、氷河の位置に関する約15万件の衛星データから、1985年から2022年までの氷床全体の縁部周辺の後退を包括的に調べたものである。今回の研究で取り上げられた207の氷河のうち、179の氷河が1985年以降に著しく後退した。27は持ちこたえ、わずか一つが前進した。

氷の損失のほとんどは、グリーンランド周辺のフィヨルドの海面下から発生した。かつては太古の氷河に占領されていたが、沿岸の深い渓谷の多くは海水で満たされており、砕けた氷は海面にほとんど影響を与えていない。しかし、この損失は、より高い標高から流れ落ちる氷の動きを加速させ、それが海面上昇に拍車をかけた可能性がある。

氷山は、冬の氷河の成長と夏の融解と後退でバランスをとる自然のサイクルの一部として、何千年もの間、グリーンランドの氷河から転がり落ちてきた。今回の研究は、21世紀を通して氷の後退が成長をはるかに上回っていることを明らかにした。研究者達はまた、グリーンランドの氷の面積が1985年から2000年まで比較的安定していたことを発見したが、その後、今日まで続く著しい後退を始めた。

このデータによると、グリーンランド北東部のザカリエ・イストロムと呼ばれる氷河は、後退によって1600億トンの質量を失い、最も多くの氷を失った。これに続いて、西海岸のセルメク・クヤレク氷河では推定880億トンが失われ、北西部のフンボルト・グレッチャーでは870億トンが失われた。

グリーンランド南部のカジュウタップ・セルミア氷河だけが調査期間中に成長したが、その増加は他の氷河による損失を相殺するには小さ過ぎる。

研究者達は、また、氷の前線の位置の季節変動が最も大きい氷河が、全体として最も大きな後退を経験したことを見出した。この相関関係は、毎年夏の温暖化に最も敏感な氷河が、今後数十年間に気候変動の影響を最も受けることを示唆している。

<ひとこと>: イメージのリンク先は動画 mp4 です。

<出典>: Earth Observatry

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2月5日(月): Zeta Oph:走り去る星/ミッション別ページ

2024年02月05日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

Zeta Oph:走り去る星

暴走する星ゼータ・オフィウチ(Zeta Ophiuchi:へびつかい座ゼータ星)が、この見事な赤外線ポートレートに見られるような、宇宙の海を耕す船のように、弧を描く星間の船首の波またはボウショック(bow shock:船首の衝撃波)をつくる。疑似カラーの視界では、太陽よりも重い約20倍の恒星、フレームの中心付近にある青みがかったゼータ・オフ(Zeta Oph)が、秒速24キロメートルで左に動いている。 その強い恒星風が先行し、ダストのような星間物質を圧縮して加熱し、湾曲したショックフロント(衝撃波前面)を形成している。 何がこの星を動かしたのだろう? ゼータ・オーフは、かつて連星システムの一員であった可能性が高く、そのコンパニオンの星はより重く、それゆえに短命だった。そのコンパニオンの星が爆発して超新星爆発が起こり、破滅的に質量を失ったとき、ゼータ・オフは星のシステムの外に放り出された。約460光年にあるゼータ・オフは太陽より 65,000 倍明るく、もし覆ったダストによって囲まれていないならば、空でより明るい星の一つになるだろう。このイメージは、へびつかい座ゼータ星の推定された距離で、約 1.5 度または12光年に及んでいる。2020年1月、宇宙を探査するその成功した16年を終え、NASAは、スピッツア宇宙望遠鏡をセーフモードに置いた。

<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<出典>: Astronomy Picture of the Day

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2月4日(日): アポロ14、アンタレスからの眺め/ミッション別ページ

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アポロ14号;アンタレスからの眺め

1971年2月5日、アポロ14号の月着陸船アンタレスが月面に着陸した。滞在の終盤、宇宙飛行士のエド・ミッチェルは、窓の外を眺めながら月面の写真を何枚も撮影し、アポロ月面ジャーナルの編集者エリック・ジョーンズが詳細なモザイク画にまとめた。後に、アポロ14号の宇宙飛行士達が、着陸地点の2度目かつ最後の月面歩行を行った、着地点北西のフラ・マウロ(Fra Mauro)高原が見渡せる。カメの下の浅いクレータには、ミッチェルによってそこに投げられたサンプリング装置、槍状の長く白いハンドルがある。ミッチェルの仲間の月面歩行者であり、宇宙初のアメリカ人アラン・シェパードは、また、二つのゴルフボールを打つために、宇宙で間に合わせの6番アイアンを使った。シェパードのゴルフボールの一つが、ミッチェルの槍投げの下の白い部分としての見られる。

<ひとこと>: 訳者には投げ槍とゴルフボールが判然とは分かりませんでした。大判はイメージのリンクから。

<出典>: Astronomy Picture of the Day

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2月3日(土): 植物プランクトンのフィラメント/ミッション別ページ

2024年02月03日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

オーストラリアの植物プランクトンのフィラメント

2024年1月に人工衛星がオーストラリアの南ボニー・コースト上空を通過したとき、青と緑の斑が表層の水に渦巻く様子が捉えられた。これらのカラフルなフィラメント、植物プランクトンが、その季節通りに咲いていた。この微細な植物のような生物は、海の奥深くから湧き上がる冷たく栄養豊富な水が湧き出る夏に繁殖する。

このイメージは、2024年1月10日の、スーオミNPP衛星(Suomi NPP)搭載の可視光赤外線光画像放射計のセットの(VIIRS)からの細長い開花を示している。NASAのテラ衛星とアクア衛星が集めたこの花が宇宙から初めて見えるようになったのは、2023年12月の遅い時期であった。

冷たい水が湧き上がっている兆候は衛星観測でも明らかだった。NASAのプロジェクトによると、ロングベイの大部分の1月10日の水温は、その日の長期平均気温(2003年〜2014年)よりも摂氏約3度低かった。

グレート・サウス・オーストラリア沿岸の湧昇システムは、南オーストラリア州セドゥナからビクトリア州ポートランドまでの、約800キロメートルに及ぶ季節的な現象である。この地域の湧昇現象は、南東からの季節風が海岸線と平行に吹く12月から5月までの夏に間に起きる。これらの風は、エークマン・トランスポート(Ekman transport)と呼ばれるプロセスによって、沿岸の表面の水を押して、おおよそ300メートルの深さからの冷たい水を湧き上げる。

海の奥深くの水は、死んだ海洋生物の残骸が絶えず海底へ沈みまた分解されるので、いつも栄養分が豊富である。特に窒素と3価のリンを含むこの解放された栄養分は、植物プランクトンの成長にとって重要である。これらの栄養豊富な水が大量の光を受ける海の上層に着くと、このような花を咲かせる植物プランクトンの成長を促進する。

植物プランクトンは、カニ、イワシ、カタクチイワシ、マグロ、その他の種類の魚など、さまざまな海洋生物に栄養を与える。

<ひとこと>: 解説は大幅に要約しています。大判はイメージのリンクから。

<出典>: Earth Observatory

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2月2日(金): チュリュモフ・ゲラシメンコの雪/ミッション別ページ

2024年02月02日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

チュリュモフ・ゲラシメンコ(67P/Churyumov-Gerasimenko)の雪

周期彗星 67/チュリュモフ・ゲラシメンコの崖のそばに立ち、この吹雪の中で本当につかまることはできない。2016年6月にこの彗星を周回したロゼッタ探査機の狭角カメラは、カメラの近くの彗星の表面を漂う、雪が降るのに似たダストと氷の粒の筋を記録した。それでも、この場面の明るい斑点の一部は、カメラを叩く高エネルギーの荷電粒子または宇宙線の雨によるものであり、また、密度の濃い背景はおおいぬ座の方向の星達かも知れない。ビデオでは上から下に向かう背景の星達が容易に見つかる。この衝撃的な動画は、ロゼッタが彗星の核から約13キロメートルの地点を巡航している間に撮影された25分間の33枚の連続したイメージから構成された。2016年9月、この核は、67P/チュリュモフ・ゲラシメンコへの成功した制御された衝突で終わった後、ロゼッタ宇宙船の最終的な休息所になった。

<ひとこと>: イメージのリンク先は動画 Youtube です。

<出典>: Astronomy Picture of the Day

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2月1日(木): グリーンランドの氷、推定より多く失われる/ミッション別ページ

2024年02月01日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAの調査:グリーンランドの氷、以前の推定より多く失われる

NASAのジェット推進研究所の研究者達が、新しい論文で、グリーンランド氷床が、過去40年間で、これまでの推定よりも約5分の一多くの氷塊を放出したと報告した。陸地の氷河のほとんどは大幅に後退し、氷山は加速度的に海に落下している。この更なる氷の減少は、海面の水位に間接的な影響を与えたに過ぎないが、将来的には海洋循環に影響を与える可能性がある。

1月17日付けでネーチャー誌に発表されたこの解析は、氷河の位置に関する約25万件の衛星データから、1985年から2022年までの、氷床全体の縁の部分周辺の後退を包括的に調べたものである。今回の研究で得られた207の氷河のうち179の氷河は、1985年以降に大幅に後退し、27の氷河は安定し、一つの氷河はわずかに前進した。

氷の損失のほとんどは、グリーンランド周辺のフィヨルドの海面下から発生した。かつては太古の氷河で占められていたが、沿岸の深い谷の多くは海水で満たされており、砕けた氷は海面にほとんど影響を与えていない。しかし、この損失は、より高い標高から流れ落ちる氷の動きを加速させ、それが海面上昇に拍車をかけた可能性が高い。

「氷河の末端の氷が崩れて後退するとき、それはフィヨルドからプラグを引き抜くようなもので、氷が海に流れ込むのを早める」と、氷河科学者で、この報告の筆頭著者であるチャド・グリーンは言っている。

--- 以下略。

<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<出典>: Jet Propulsion Laboratory

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