
「小学校受験クラス」は、受験を考えている年長さんを対象としたクラスです。
その授業の一端をご紹介いたします。
○こちらのイラストのように、今週は「人物といきもの」を描く課題でした。
人物だけの場合は描けるお子さんも、何か他のものと重なると見えなくなる部分があるので、それを想像・表現できるかがこの課題のポイントです。
見えなくなる部分の表現が難しければ、先に輪郭線だけで重なる部分を描き、後から塗るようにすると良いでしょう。
先週は「気球に乗った自分(背景まで描く)」「二人で走る」という絵を描き、遠いものと近いものの見え方の違い<遠近感>を実感・表現しています。今日は手を中心とした<手前と奥>ということで、その発展の課題にもなりました。
○また上記のような見え方の獲得と同時に大切なのが「いきものの表現」です。
小動物を飼って世話をしたり、オタマジャクシの成長を観察したりの情操教育から、いきいきした作品が生まれます。
普段からいきものに触れているかどうかで、こういった課題への積極性も変わっていくので、ぜひいろいろな角度から関わってみましょう。
ちなみにアトリエではここ数年、夏になると小原先生がたくさんの鈴虫を運んできます。毎回、昆虫が好きなお子さんは興味津々の様子です。時には熱帯魚、珍しい時はカブトムシもいたりしますので、機会があえばそちらも観察してみて下さいね。
石山慶子