


今週の幼児クラスからご紹介します!
もうすぐにお分かりですね。そうです、昔話の絵本「一寸法師」のお話をもとに想像の世界を絵にしました。
まず物語を聞くときには、いっさい絵は見せないで静かに聞くお約束。
登場人物や光景を想像しながら聞いていましたが、物語の後半になるとやはり一番歓声がわくのが鬼ヶ島の戦いのシーン。
読み手のこちらの声も思わずトーンが上がってしまうので、こども達の想像の鬼は果てしなく大きなものになり、一寸法師は小さな人物に。
対照的な登場人物が強烈にイメージできたようで、絵の中でもそれぞれがより特徴的に描けました。
ダイナミックな足のライン、怖そうな表情、手の先の爪、どっしりとした体、大きくて踏み潰されそうな鬼です。
一方、一寸法師は鬼の口の中で針の刀をふりまわし、小さいながらも勇ましい動きを感じます。
こども達の背の高さに近いくらいのサイズの画用紙は、四ツ切サイズの画用紙を2枚つなげています。
最初は画用紙1枚に鬼の顔を大きく描くことから始めましたが、大きいものを大きく描く楽しさを自ら知ったこども達の方から、画用紙を2枚つなげて、鬼の体も足も全部描きたいと言われました。
1回の授業でこれだけ大きい画用紙に描く集中力も凄い、そして何より鬼の体を全身描きたいという気持ちになった成長振りに感動してしまいました!! 伊藤