
赤尾です。前回は暖色系でまとめた秋を感じる水彩を描かれていた伊藤さん。今回は黒と赤のコントラストに挑戦されましたが、完成作品を観て改めて伊藤さんの技量を感じました!
今回のブーツのような黒いモチーフは、色を重ねすぎて汚く見えたりと難しいのですが、伊藤さんは黒の中から様々な色味を拾いながらも、モチーフ自体の黒い印象を損なわずに描かれました。
また濃い色を使うと水彩の段階で形が潰れてしまいがちなところを、デッサンでじっくり形を吟味して正確に捉えているため形も崩れず安定感のある画面に仕上がっていますね!
以前のブログでもお人柄が絵に出ている・・・とありましたが、妥協せずモチーフと向き合う伊藤さんの凛とした姿勢が全面に出ている水彩だと思います。