
どうも幸介です!本日は学生クラスより、高校3年生のデッサンをご紹介します。このデッサン、僕の高校時代に描いたアトリエに置いてあるデッサンを模写した作品です。当時の僕が全身全霊を込めて、通っていたアトリエの頂点に立ってやる!!ぐうの音も出ないほど他の生徒をコテンパンにしてやる!俺はそれが出来る人間だ!!と思いながら血反吐を吐きつつ描いたデッサンです。はたして麻実に当時の僕の鬼のような気持ちが伝わるかどうか…まずは彼女の感想から↓
「物の1つ1つの描きかた(まとまった縄やトマトの細かい描写とか)がとても勉強になったと思います。一番光りがあたっているタルの上の方とかをあまり描きこまずに表現しなければいけないのが、まだまだだなと思いました。あとやっぱ先生はすごいなと、心が折れそうになりました」
この絵の僕の描いた方の説明はたしか4年前くらいに一度ブログに載せたようなような気がしますので割愛しますが、どうだ麻実!!デッサンは奥が深いだろう!!描けば描くほど上手くなる楽しさを麻実はすでに知っているから何の心配もないけど、麻実はデッサンを描くときについつい部分で見てしまう(例えば縄を描いているときは縄しか見ないし、木目を描いているときは木目しか見ていない)癖があるから、そこだけ注意してください!縄もタルも、一緒に置かれているすべてまとまった「ひとつ」のモチーフであって、全体を描いて一枚の作品にするということを忘れないで欲しいです。ようは「モチーフの物体」を描くのではなく「モチーフのあるその場所」を絵にする、ということですね。麻実の絵に魅力はあります。あとは研ぎすませていくだけです!!
そんな麻実の次回作は50号の油絵。アトリエの旧モチーフ棚ゾーンの窓辺にある、あのデカいキャンバス。あれが彼女の次回作です。もともとはデザイン科志望でしたが、今回の油絵制作で何か目覚めた模様。もしかしたらファイン科なのかもしれない!?とにかく油絵には要注目ですね…!!
田中幸介
