
慶昭 『自画像』 鉛筆・顔彩
今、就活真っ最中の彼。大人のスケッチ遠足の時もスーツ姿で参上したので記憶にある方も多いのでは?
そんな忙しい最中に地震、大学も面接もなんにもなくなる空白の1ヶ月ができたそう。
そこで己を見詰め直す為にも「自分史作り」を思い付き、小さい時からの経験を記憶を頼りに書き連ね、現在の自分を形作った経緯(ルーツ)を探すことにしたそうです。
「だったら、自画像も添えようよ!!」とそそのかし、鏡を見たり、女装して写真を撮ったりして色々描き始めました。次は油絵で自画像に進む予定です。
自画像は似てる似てないなど表面的な技術うんぬんではなく、己と対話し充実した時間を持つ事ができたかどうかで満足度が変わります。
どうですこの自画像?他人の我々から見ても密度の濃い時間を過ごしたんじゃないかと思われる顔になっていると思いませんか?
集団面接で「あなたは肉食ですか?草食ですか?」の質問に皆がこぞって「肉食です。なぜなら目の前に与えられた仕事だけでなく、自ら…」など言う中で「私は強いて言えば雑食です。」と答えることができるユニークな男。採用通知もすでに何社からか届き始めたと聞きました。
アバウトに見えて、実は石橋を叩き割っちゃう慎重派(叩きすぎて割っちゃうところが大雑把なのか?)なので、彼の未来も、自画像の行く末も目が離せません! オバラ