モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

水彩で風景を描く

2012-07-07 13:00:00 | 小学生 絵画
Photo
上段左から  航星(4年) 拓真(1年) 幸音(4年)
下段左から  宗樹(6年) 朋(2年)   日和(1年) 

岩田です。今回のブログでは、土曜日の生徒さんの作品ではなく、小学生が水彩で描いた風景画をご紹介させて頂きます。

こちらの6枚の絵は、油絵で風景を描く生徒が多数いる中で、水彩で描きたいと声をあげた生徒たちの作品です。普段、小学生が絵を描いている姿を見る事の無い私は、かなり強烈なインパクトを感じてしまいました。

とにかく筆の動きが自由自在、かつ豪快で本当に己の赴くままに描いている感じがとても清々しいです。

私のようにある意味、美大受験的テクニックを教わってしまった者には、中々こういう絵は描く事ができないと感じてしまいます。

航星クンの絵は、青々とした空の色、真っ白な雲の色も含めて、その場の空気感までも感じさせてくれます。幸音チャンの絵は、水面手前から奥にかけてリアルな程に空間が出ています。その狭間に見える下塗りの赤も効果的です。
1年生の拓真クンの絵は、うっそうとした木々が描かれていますが葉っぱの色のバリエーションが非常に多彩です。これだけの緑系の色を使いながらも生っぽい色が少しも無く、色同士がちゃんと響き合っています。
同じく1年生の日和チャンの作品は、6枚の中でも最も空の表現が豪快ですが手前の花は、それに反してとても繊細で、その対比がとても面白いです。
宗樹クンのイルカの泳いでいる絵は、水面、砂地、植物の表現をそれぞれ変えていますが特に水の表現は、筆致、色共に魅力的ですし、朋チャンの絵は、まるで擬人化されているような風車も良いですが点描のように描かれた地面に使われている色がとても美しいです。

どの作品を見ても描く事が心から楽しくて、皆ワクワクしながら描いているのではないかなと少し羨ましくなってしまいます。見ているこちらが何かパワーを貰えた気がしました!

コメント
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