
あったかい季節になるとやりたくなる制作です。
粘土制作は、アトリエでも季節に関係なくよく扱う材料ですが、こちらの写真(親子クラス)で使用した粘土は、素手や裸足で直接粘土の感触を楽しむことができるので、裸足に腕まくりでも寒くない季節にやります。
写真の子ども達の様子を見ると分かると思いますが、大きな粘土の塊を持ち上げたり、足で踏みつぶしたり、一カ所に留まらず立ったり座ったり、場所を移動したり、とにかく全身を使った造形活動なので、汗ばむほどでした。
粘土にはたくさんの種類・特性がありますが、この時使用した水粘土(彫塑を作る為の粘土。乾燥すると割れるので、立体として残す時は石膏で凹型を取りその中に固まる液体-石膏や銅-を流し込み、銅像などにする)は、小さいお子さんが砂場でおだんごを作ったり、穴を掘ったり、山を作って遊ぶことに一番近いでしょう。
公園の砂場は、水分が少なくサラサラしているので、作った形を長時間キープするのは難しいですが、こちらの水粘土は水分調整をすることで固さを柔軟に変えることができます。程よい水分があると粘りが出てくるので、小さな子でも自由自在に変形できます。粘土が固いと思うようにできずストレスや緊張感が増し楽しくないですよね。
新年度初めての授業だったこともあり、程よい柔らかさの粘土で気持ちもリラックスできるこの粘土を選んだ訳ですが、緊張せず開放感もって粘土制作ができました。
この制作日は、粘土大好きなお子さんばかりでしたが、最近では清潔化の影響で公園から砂場がなくなることが増えて、手に汚れがつくことを嫌がる子が多いようです。アトリエに初めて来る親子クラスの子どもでもクレヨンが手に着くことがイヤで描けない、粘土で手が汚れるのが気になる等よくありますが、少しずつ経験を増やしていくことでお絵描きや粘土ができるようになったお子さんをたくさん見てきました。
親子クラスでは、色々な画材や材料を無理なく経験できるカリキュラムとなっています。
また、道具の持ち方・使い方の指導もいたします。
4月から新メンバーでスタートしたばかりのクラスなので、まだご予約に空きがございます。
まずはお気軽にお問い合わせください。
伊藤 絵里