モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

距離感・重なりをイメージ

2015-05-21 22:23:24 | 幼児

幼児クラス

『動物園で好きな動物を見ているところを描きましょう』という、一般的な幼稚園生のお絵描きのテーマでありますが、このお題、、、かなり難題です。
動物の檻を現す線の描き方を誤ってしまうと、ナント!動物と自分が一緒に檻の中に住んでいる設定の絵になってしまいます!

そんな恐ろしい絵にならないようにと、動物と自分との間にある檻の位置関係を分かり易く解説するために、人形と動物(ぬいぐるみ)と網を用意して、実際に子ども達の前で動物園を再現して見せました。
頭の中で考えるだけでなく、時には今回のように小道具を使ったり、写真を見せたり、こども達がより分かり易い方法はないか毎回の授業で実践してます。

人物と動物の距離感や重なりを具体的にイメージするのは、年長児でもなかなか難しいですが、先生達の繰り返しの説明を何度も聞き、見事に描くことができました!
年少児にとっては、3つの物の重なりの話はさすがに難し過ぎるので、動物と檻の関係性だけ先に描いて、後から手前にいる自分の絵を貼ることで、重なりのある構図となっています。

今回は、少々ハードルを上げたテーマとなりましたが、どうです?!この完成度!

伊藤 絵里
コメント
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