
水曜朝 高橋 油彩
月曜日は急な積雪による電車のダイヤの乱れに全力で巻き込まれました磯辺です。
本日紹介させて頂くのは水曜朝大人クラスの高橋さんの油絵です。
大人クラスの皆様は最初のデッサン期間の頃、よく耳にしたであろう小原先生のお言葉「画面のど真ん中にモチーフを入れると安定し過ぎた構図になるので、避けた方がいいです。」を覚えていらっしゃいますでしょうか?
それを、「高橋さんなら大丈夫なのでど真ん中でいっちゃいましょう!」と私が無茶振りをして描かれたのがこちらの油絵です。(笑)
結論から言いますと、全く無茶ではなかったですね!むしろ真ん中に木があるからこそ、魅力的な絵に仕上がっていると思います。
注目すべき点はまず、奥の方ほど単色でさらっとしたタッチで手前の方ほど彩り豊かに細かく描かれているところです。特に一番手前のシダは相当丁寧に描き込まれていますね。これによって画面のメリハリがつき、奥行き感が表現しやすくなっています。
そして右の真ん中の方にある丘とひょっこりとでている雲が、いい味を出していますね。この二つがなければなんとなくつまらない絵になっていたかもしれません。特に入れるように指定したわけでもないので、ここも高橋さんのセンスが見えます。なにかこう…私の、高橋さんの絵の好きなポイントというのは「ここがこうなっててこういう効果を生んでいるからこういう風にいいんです」というような説明が最後までかっちりできないところにあるような気がします(笑)ただ、引き込まれるというのか、一応ブログなので出来るだけ言語化したいとは思うのですが、強いていうなら、「色々な要素、バランスによって絵に化学反応が起きています」といったところでしょうか…!
高橋さん、是非次回作からは完成後にブログ用の作品プレゼンを聞かせていただけたらと思いますので、宜しくお願いします!!