モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

熱いねデッサン。

2016-12-10 17:02:24 | 学生

左から 藍 中2 / 実織 高1 / 史織 高1

こんちは!岩田俊彦です、土曜日は僕の番。そこで今回は中高生のデッサンを集めました。熱いなー!こういうデッサン好き。決して器用とは言えない。しかしながら良く見ているんですモチーフを。やっぱ技術じゃないってこういう作品を見ると思わされるのであります。

真ん中と右側は実織、史織、二人とも高校1年生、共に女の子ですが力強い。
実織は古びたランタンしつこく描いています。この古びた感じを出すの好きなのかな、黒もコッテリ乗って重厚な描きっぷりが◎です。ランタンって幾重にも楕円が重なっていてモチーフとしては面倒くさいことこの上ないのですが、何とか喰らいついて描き切っているのです。

史織のエンジニアブーツも良く描いています。微妙な光の反射を繊細に描いているところが実に良い。特につま先の形状を良く観察し立体感をしっかり出していますね。彼女いつも淡々と描いているんですが、一歩引いて客観的に対象を捉えるのがとても得意です。

同じエンジニアブーツでも藍のデッサンは更に履きこんで味が出ているように見えます。この履き古したような革の質感がたまりませんね。同じモチーフを描いても、そのモノから得る印象の違いって各々微妙な差異があるんだなとこうしてみると感じます。横に置かれた銅製のカップも金槌で打ち付けられた模様、金属特有の反射、捉えていますね~。

みんなミオスに入ったときは先ずデッサンします。でも暫くするとデッサン描かなくなる人も結構います。しかし私はもっとデッサンやって欲しいなーと思ってます。鉛筆ってとてもシンプルな描画材、故に奥が深いんですよ。今回のデッサン見て私もと思った方は是非!

コメント
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