松野 油彩
すっかり温かくなってきましたね。岩田です。
今回は土曜午前クラスの松野さんの作品をご紹介します。
動物を描いた作品が印象的な松野さん曰く「私は風景や背景が苦手なようです。いまだにどうやって描くのが正解か、全く分かりません。」とのこと。つい動物にばかり愛情注いで、周りはおざなりになってしまうとご自身も感じているようです。
とはいえ、いつも手探りをしながらも一枚一枚コンスタントに枚数を重ねられ、描き始めた当初に比べると格段の進歩を遂げています。
例えば小鹿やウサギ、馬の鬣(たてがみ)などの動物の毛並み、今では筆や描き方に工夫を重ね、日差しを受け光輝く「ふさふさ」や「さらさら」を描けるようになっているのです。
前述のように、松野さんにとって主役である動物に対して背景の木々や草原はまだ納得のいくところではないでしょう。
確かに雑木林のような木々を描く対象に選んでも、それがご自身のアンテナにビビッときていないモチーフであれば致し方ありません。
私がいつもお伝えしているのは、描くことを心から楽しんで欲しいということ。
描きたい!という欲求が発露するまで思う存分動物を描き続けるというのも一つの道ではありませんか。