モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

偶然性からなる化学反応

2021-04-17 23:15:35 | 講師・生徒さん展覧会

今日は岩田先生が個展会場にいるので小原が書いています。
皆様、漆作家 岩田俊彦の展覧会 "U HOPE"はもう足を運ばれましたか?いやもうホントカッコいいです!
広尾という土地柄、ハイクラスな落ち着きと言いますか、ゆったりとした余裕から生まれる温かみが感じられ、高級住宅地の中にある画廊の建物自体がオシャレ過ぎる!行かないと損です!
自分の個展が中止になったので、岩田先生の応援!
以下、ギャラリーのホームページより文章を抜粋します。

4月のFirst Fridayとしてオープニングを迎えた岩田さんの個展 "U HOPE"
今回は漆作品ということで、貫禄と上品さが兼ね備ったなんともかっこよく贅沢な展示空間となっております。

「漆」と聞くと碗物など陶芸品を想像される方が多いのではないでしょうか。
岩田さんは漆をアートに使うという斬新な切り口で私たちの見たことのない「漆芸術」をみせてくださいました。

もともと工芸家を目指しておられた岩田さんは、工芸の勉強中に教わったアートのクラスで、「アート」のもつ自由さ、表現の面白さに興味をもったそうです。
そこで伝統技法を踏襲するだけの漆ではなく、その様々な可能性と出会う漆表現をできないかと考えたのが、今の作風のはじまりでした。

漆というものはなんとも奥が深いもので、工芸品の光沢をだす素材の役割もあれば、接着剤のような道具的な使われ方をするときもある。
その上、そのときの温度や乾き方、塗り方付け方、産地でも見え方が変わるようです。
時に経年の変化でさえも「味」となり得る漆は、用途としても、表現としても可能性が無限大です。

そんな一期一会ともいえる偶然性からなる化学反応のような漆の表情を楽しんで、
掘れば掘るほど新しい一面をみせる「漆」という生き物と対話するように、
見えないゴールを探りその可能性を広げるように作品制作をなさっています。

今回展示されている作品の中でも、漆が主体だったり、逆に客体的だったり、様々な表現を楽しむことができます。
この場でしか出会えない漆の表情をぜひ見にいらしてくださいね!

【展覧会概要】
場所:コートヤードHIROO・ガロウ
開催期間:2021年4月2日(金)~4月22(木)
営業時間:12:00~19:00
休廊:月曜日

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする