モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

自分の中のアツイものを探そう!

2021-05-18 23:04:07 | 学生


健一郎 高2 左/パステル  右/透明水彩  どちらも模写

ジメジメしてきましたね一平です!本日は火曜学生クラスの健一郎のパステル画と透明水彩画をご紹介します!

水辺の美しい街の風景と異国情緒溢れる商店街のような空間の2枚ですが、まず僕が久しぶりに健一郎の絵を見た感想として「めちゃくちゃ上手くなってる!」というの素直な感想と「もう高2?!」という親戚のおじさんマインドの2つです…。時の流れの速さ…。
さて、元々勉強がかなり出来る彼ですが、やはり勉強が出来る人は絵が上手くなるスピードもとても早いですね。
ボートや奥に見える街並みが水面に反射している様であったり、商店街のパースの捉え方など、かなりのレベルで描写されています。
左の絵の水面をただ青だけで描くのではなく、映り込んでいる草や建物の色味を加える事で、より深みのある色彩になっています。手前の方が水面などで大きく面積を取ると絵がスカスカに見えてしまいがちですがそんな危険なところもしっかりと自分でカバーできています。
右の商店街の絵は、左の絵と比べるとぱっと見あまり色がないように見えますが、全然物足りなくありません。キチンと塗っているところとあえて塗らない部分のバランスがとても上手いですね。

さらに素晴らしいのがテクニックがドンドン身に付いていっているのはもちろんのことですが、小手先ではなくその場の流れている空気感、文化、生活を感じること。ただ上手いだけでは出せない味が出ています。

と、ここまでベタ褒めでしたが、立体作品でも水彩でもなんでもそつなくこなす健一郎には、何か自分が狂うほど好きなもの、これだけは誰にも負けないというアツいものを見つけ、それを自分の今まで培ってきたもので表現して欲しいです!そうすると自分の絵の描き方だけじゃなく、身の回りのものや人の見え方が変わってきますよ〜!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする