黒木 透明水彩
授業・ブログともに1週間の夏休みを頂きまして、ありがとうございました。お久し振りです、岩田です。
本日は、黒木さんの作品をご紹介します。
今回は、ペットのセキセイインコを描かれました。以前にも小鳥の絵を描かれていて、そちらは水彩色鉛筆を使い鮮やかな色の鳥たちを描いたのですが、本作は、逆光の日差しに苦労されながらも描画材を透明水彩に変え、きれいな影色を演出しました。
小鳥好きの黒木さんらしい、セキセイインコへの愛情を感じる1枚で、ふと鉢植えのそばに止まって、首をかしげながら辺りを見回しているような愛らし表情がとても印象的です。
鳥の羽根はとても複雑で、部分部分で羽根自体にも違いがあり、描く上でも相当な観察眼を要します。更にセキセイインコの羽根となると、風切羽根の先端に行くにつれて色が濃くなっていたりと、色のバリエーションも相まって、描く上でも相当な観察力が必要になってきます。
黒木さんは、その違いをつぶさに見ていて、後ろからのアングルから見た羽根を美しく表現されていますね。
鳥や花を通して、何気ない日常の風景を自然なタッチで絵にされる黒木さん。現在描いている紫陽花も仕上がりが楽しみです。