モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

デッサン講座〜基礎編〜②

2025-01-22 21:57:29 | 小学生 絵画

サヤカです!今回は先週のマユカ先生に引き続き、小学生クラスのカリキュラム『鉛筆デッサン』についてご紹介します。技術的なお話は、昨日のナツメ先生のテキストのお話や、先週のマユカ先生のブログでお話しいただいているので、今回は、小学生の様子を中心にお話しします。

立方体、円柱、球という基礎的な形のデッサンを学んだ後、画像のような複雑なモチーフに取り組みました。手強そうなモチーフに身構えている様子でしたが、枡は立方体、やかんは円柱、紙風船は球体として見ることを伝えると、筆が進んでいました。複雑なモチーフも、シンプルに考えると基礎的な形の組み合わせなのです。

形が大体取れてくると、満足してしまう子も多かったですが、「まだまだこれから!」と影や質感を描いてもらいました。画像を見ても、床の影、枡の内側の陰影など、細かく観察して描けているのがわかりますね!特に、やかんの質感の精緻さに目が向きます。ツルツルの表面に映り込んだ他のモチーフの影や、蓋部分の明るい反射を描くことで、金属の硬い雰囲気が上手に表現されています。

逆に、大半の子どもたちが苦戦したのは、紙風船のくしゃっと感です。カラフルなものを白黒で描くことが分かりづらかったり、濃く描きすぎて紙の質感が失われてしまったり、絶妙な塩梅が難しいモチーフでした。

印象的だったのが、デッサンのカリキュラムが始まった頃のクラスで、小原先生が「筆圧が強すぎて、武蔵小杉(濃すぎ)にならないようにね!」と声掛けしたのが、とてもハマったようで、デッサンが終わるまで低学年のテーブルでプチブームだったことです(笑)「ちょっと武蔵小杉になっちゃたかなー」「あ!それ武蔵小杉すぎじゃない?」と楽しそうに声を掛け合っていました。

最後まで先生たちの尽きることがないアドバイスを受けながら、何度も何度もトライしていました。私が小学生の時に、こんなモチーフを描けと言われてたら、途中で諦めちゃいそうだな~なんて思いましたが…。手を真っ黒にして完成させた作品への達成感はとっても気持ちの良いものだったでしょう!今後もっと難しいデッサンに取り組む時も、今回学んだ基礎的な知識を活かし、トライしてみてください!


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