モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

橘学苑高等学校デザイン美術コース合格

2025-02-24 03:30:47 | 美大・美術高校受験生作品


KAEDE 透明水彩

小原です。藝大の受験を残し全ての試験が終了しました。が、公立高校の発表はまだ。そわそわしちゃうのよねぇ!私立高校は翌日(早い学校は試験当日)に結果が分かるところも多いのに、公立の先生は選考に2週間も掛けちゃって、何やってんのかしらねぇ?と毒吐きそうなので、ここまでにしようっと。

私立の橘学苑高等学校デザイン美術コースに合格したKAEDEの作品を紹介します。こちらの高校の受験はすごく上手い必要はなく、本人のやる気や個性を評価してくれるので、KAEDEにぴったりの高校です。
彼女は不器用で、習得するのに人の3~4倍の時間が掛かります。もちろん本人もそれを自覚しています。だからでしょうか、毎回授業の10分前には教室のドアの前で待機、時計を見て5分前きっかりに入室。中学3年間ただの一度も遅刻したことはないのです。これは真似できることではありません。劣っている部分の改善はすぐにはできなくても、余裕を持って家を出る事なら誰でもすぐにできますが、それがなかなかできないのが人間ってものでしょう。KAEDEはこういう地道な努力を継続できる人なのです。

黒だけ使う鉛筆デッサンに比べると、着彩は考えなければいけないことが多く、頭が混乱します。「何をどうすれば良かったんだっけ?先生に同じこと何度も言われているのに覚えられない、応用できない…」と悩んでいることが多かった気がします。気がすると言うのも、口下手でほとんどしゃべらないので、こちらから質問して理解できているか、何をやろうとしてどこでつまづいているかを推測するしかないタイプだからです。いやぁ、苦労したした。(あ、自分の苦労自慢になってしまった!)KAEDEが苦労したんだよね!何度も同じことを教え、手直しするところを見てもらい、体で覚えてを繰り返して、感覚を磨いてもらいました。

影と見れば黒を混ぜていた人が(右の絵)、色彩センスを磨きたくさんの色を作れるように(見付けられるように)なって、合格を頂きました。本当におめでとう!高校生活では人より難しいと感じることが多いと思うけど、逃げずに真面目に取り組める人だから、きっと乗り越えられるよ!よく頑張りました。


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