最近は水彩画にハマっています。マユカです!本日は小学生クラス…銀箔画のご紹介、最終回です!銀箔の貼り方や、ツルツルとした銀の表面にどうやって描くか等の制作工程は、ホノカ先生が説明していますので、良ければ昨日と一昨日のブログもあわせてご覧ください。
今回の作品は冬にぴったり。椿の花とサザンカをじっくりと観察し、赤の中にも寒色を織り交ぜて絵具を塗り重ねました。完成した絵を手に持ってみると、背景がテラテラと光を反射し、高貴な雰囲気があふれて見えています。しかしこうして写真で見ると、銀を一面に張った画面は雪景色のようにも見え、真っ赤な花とのコントラストがなんとも美しいですね!子供たちが一生懸命塗った花や葉は、水彩絵の具で塗ったとは思えないほど、重厚感がありました。
椿全体のシルエットはかなりぽってりとしていて、花粉の鮮やかな黄色が、赤にも負けないくらい目立って見えるのですが、どうしても開ききっていない花やサザンカを描いている子からは「バラに似ちゃった」という相談が多かったです。
赤いし、結構複雑に花弁が重なってるからなぁ…わかる、似ちゃうよね、と話しつつ、影をくっきりと乗せてみたり、オレンジを少し多めに塗り重ねてみたりと、シンプルな赤い色でなくしてあげることでバラ脱却。少しずつ色を変えながら塗っていく皆の姿を見て、夏の油絵のカリキュラムを思い出しました。結果として、とても深みのある花が描けたのではないかなと思います。
仕上げに黄色い花粉の部分に、金箔を散らして完成!やはり金色の方が好きなのか、目を輝かせている子供たち。ちらちらと銀とは違う光り方をする金箔に楽しそうにはしゃいでいました。
光の入り方によって姿を変える銀箔画。是非、開花時期の間だけでも、お部屋に飾ってみてくださいね!