モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

楽しさこそ上達のスパイス

2024-10-17 23:36:17 | 学生


璃久 鉛筆 中3 / ひなた 色鉛筆 中3 / あかり ペン 高1

マユカです!今回は学生クラスの様子を、作品とともにちょこっとご紹介していきたいと思います!

学生クラスでは油絵や水彩画、風景、デッサン...と、普段は家で描けないような作品を好きなように描いてもらっているのですが、やはりずっと真面目な絵を描き続けていると疲れてしまうので、一つ大きな作品(オズフェスタで展示した油彩画など)をじっくり仕上げた後は、「何でも好きな物を描いていいよ!」という風にしています。そんな学生クラスの息抜きは小さなサイズの紙に気軽なイラストが一番!とは言っても絵が好きでたまらない人達ばかりなので、結局気合が入ってしまうのですけど。中3の二人は普通高校を受験するのに、勉強の合間にいまだにアトリエに通っています。

璃久は今までもトビウオやメンダコなど生き物を鉛筆のみでリアルに描いた作品を制作してきましたが、今回は虫をどれだけリアルにできるかに挑戦しました。これは特に虫が苦手な人が見たら悲鳴を上げてしまいそうなほどリアルな質感ですね。触覚の先に落ちる影まで描写し、あえて大体の実寸大で描くことで余白がいい感じに映えています。使っている画材が鉛筆ということもあり、原画は少しツルツルと黒光りしており、なんだか余計にリアルに見えましたよ!

ひなたはボーカロイドの初音ミクを描きました。いつも描かないような構図で描いてみようということで、初音ミクの特徴的な長いツインテールを活かした縦に細長い構図を取りました。顔や体よりも髪に時間をかけて悩みながら影をつけたり、青以外にも紫や黄色など様々な色を使用して深みを出しました。また、髪の流れを出すときに塊になっている部分と細く分かれている部分を作ることで、ばらばらにならず纏まりが出つつ、サラっとした雰囲気を出すことに成功しています。

あかりはペン画でオリジナルのキャラクターを描きました。こんなキャラクターが描きたい!を詰め込んだ一枚で、例えばフカン気味(少し上から)の視点で顔を強調し、ストライプの服にして顔周りには多く筆を入れ、顔自体は目元のみタッチの数を増やすことで目力をあげるなど、顔が目立つように様々な工夫を凝らしています。髪に動きをつけることで、棒立ちになってしまいがちなバストアップの構図に動きを足せているのも良いですね、ボールペン一本でしっかりと見ごたえのあるものを描けています。

絵へのコメントは一言のみにしようと思っていたのですが長々と書いてしまいました…笑
時々の息抜き。肩の力を抜いて友達と話しながら描くイラストだからこそ、筆が乗るのかもしれません。


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