火曜小学生クラスにお手伝いに来ているカナホです。多くの皆さんは美術系の高校では絵画やデザインを制作する授業がある事は分かっても、他にはどのような勉強をしているか知らないと思います。今回は私が通っている高校での面白かった授業を紹介します。
デザイン演習の授業でこんな課題が出されました。
「とある駅前商店街では迷惑駐輪にいつも悩まされていました。店先など駐輪禁止場所に自転車がいつも止まっています。迷惑駐輪を解消するスマートな解決方法を考えてみましょう。(一部抜粋)」
グループワークで1グループ4人、合計10班で解決策を考えていきます。
私達の班は、路面に絵が描かれていればそこに駐輪しようと考えないのでは?と考え、駐輪されてしまう場所にトリックアートを描き、駐輪防止×街興し(インスタ映え)をテーマに発表しました。講評では、美大生と協力などアプローチがあるともっと面白くなりそうだね。とまた新しい発見がありました。
他の班の発表では、「こちらに置いている自転車はご自由にお持ち帰り頂けます!」と張り紙を貼る、という面白案や、チームラボのように歩くと水面や葉っぱが出てくるといった近未来を想定した案などがありました。どれもユニークで実際に実現したらどうなるんだろう…と考えさせられました。
デザイン的思考は、様々な角度から「問題発見」と「問題解決(策を創造する)」を繰り返し、成果を出すための行動を展開します。社会をより良い方向へ変化させる為に常に新しい発想が求められますが、アプローチ方法は1つではないことが今回の授業で分かりました。これからの時代を生き抜く上で、絵を描く事だけでなく自分がどのような価値を提案・提供できるのだろう?と、将来働くのが今から楽しみになりました!