モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

はなす鳥

2009-06-15 01:32:00 | スタッフ講師
20090615
石井 水彩画 タイトル「あお」

どうも幸介です。先週に引き続き、木曜大人クラスより作品を紹介したいと思います。先週とは打って変わって短く簡潔なタイトルですね。こういうタイトルも清々しくて好きです。ではご本人のコメントから↓

「この鳥のように、キミの心もピュアだったじゃねーか。なんだよ 欲ばかり。嫉妬、悪口、自分のことばかり考えてんじゃねーか!そんなの全てふきとばしてしまえ!変われるよ。自然が一番。」

…コメント、というよりセリフでしょうか。セリフっていうか、これはもはやこのインコが喋っているっていうことですよね!?よくインコなどの鳥は人語を真似て喋ったりしますが、この絵のインコはこんなに長いセリフを覚えさせられてしまったんですね。覚えさせる方も大変だったんではないでしょうか。それにしてもタイトルの簡潔さとは逆に、すごく”何か”が込められていますね。「変われる」と「自然が一番」では逆の意味になりかねませんが、矛盾はしていません。きっとこれでいいんです。僕にはなんだか分かる気がします。

今回の作品に関して、描写力どうのこうの言うのはナンセンスかもしれません。木曜大人クラスの生徒さんとは僕も同年代ですので、同じ時代を生きて来た者として察する部分があります。僕の場合は作品コレでもか!!というくらいの色彩を乗せたりゴチャゴチャさせたりで、絵に込めたであろう本当の気持ちは全く見えなくしてしまいます。タイトルもコメントも、僕が自分の作品につける場合はなるべく作品の本心とは遠い”そつのないもの”をつけます。それにくらべて先週も今週も、皆さんけっこう自分に正直でびっくりしました。20代半ばにさしかかれば、社会と自分の狭間でちょっとした軋轢も生まれます。そこをこう、絵に代弁させるって手は中々ナイスアイデアかも。

20代半ばの男子の、この微妙な時期のニュアンス、先週と今週で感じ取っていただければと思います!!

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小学校受験絵画 年中クラス

2009-06-14 17:19:58 | 受験・学校
10月より年中さん対象の『プレ小学校受験クラス』がスタートします。お絵描きの基礎から学ぶことができ、苦手意識のあるお子さんでも上達することができるカリキュラムです。毎回授業の終わりには、保護者の方やお友達の前でどのような制作をしたかを発表しますので、自分の言葉で表現する勉強も兼ねています。ぜひプライベートレッスンと平行して受講されることをお勧めします。小学校受験絵画専門のカリキュラムにどうぞご期待下さい!

●対象:’10年秋、小学校受験をご検討されているお子さま
     ※受験間際の年長さんも受講できます。ご相談ください。
●曜日と時間:10月~12月の計6回         
 月曜クラス 14:40~16:00
         10/5 , 19 , 11/2 , 16 , 30 , 12/7
 日曜クラス 13:00~14:20
         10/18, 25 , 11/8 , 29 , 12/6 , 13
●入会金:15,000円
●受講料:15,000円(全6回)※途中入会の場合、割引がありますが、入会後の欠席による授業料の払い戻し、振り替え授業は致しません。
●特典:プレ小学校受験クラスを受講される方は10月からのプライベートレッスンの料金を月に2回まで4000円(12月までで6回割引)で受講できます(通常のプライベートレッスンの費用は、年中12月まで-50分5000円、年中1月~年長-50分6000円です)

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ひとすじの道

2009-06-13 00:28:00 | スタッフ講師
Getattachmentaspx石垣 「オルタヒサル トルコ」 油彩

チノです。今日は土曜クラスの石垣さんの油絵をご紹介したいと思います。実際に旅行に行かれた土地なのだそうですが、絵を見ても、カラッと晴れた、気持のよい青空が心地よく伝わってきます。

以下コメントです↓

遠景と近景のバランスに苦労しましたが、何とか自分のイメージに近づけることができました。


なんと言っても、この作品のポイントはこの「ひとすじの道」ではないでしょうか。スッと気持よくのびて、自然に遠くへと視線を運んでくれる役割をしています。「空気遠近法」で遠くのものはどんどん空の色に溶けるように青く、白く変化していきますが、この加減がなかなか難しかったりします。石垣さんの作品も、途中白すぎて浮いたようになってしまったり、逆に全部が同じような色になってしまったりもしましたが、手前に赤や青などの原色に近い色でマチエールをつくって質感を出したり、何度も何度も絵具を重ねて描きあげました。カラッとした雰囲気のなかにも、重厚さを兼ね備えた作品になりました。

・・・写真では小さすぎて見えないのですが、左側の木の枝がとても細かく描き込まれていて美しいんです!!
アップで写真とれば良かったですね・・・

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絵の中の餅

2009-06-12 00:33:00 | スタッフ講師
Yokose横瀬 『筍』 透明水彩

ちょっと旬は過ぎてしまいましたが、大きなムキムキマッスルの竹の子、勢いがあっていいですね!一枚一枚の皮をリアルに表現しながら、全体のボリュームもきちんと出しているので、表面的にならず、ずっしりした重みが感じられます。美味しそうで、竹の子好きにはたまらない『絵の中の餅』です!
絵には関係ありませんが、3cm位に輪切りにした竹の子に、すりおろしたニンニクと醤油、マヨネーズを混ぜたものを塗り、鰹節を掛けてトースターで焼くと美味しいです!この作品を見ていたら、来年の春が待ち遠しくなってきました!   オバラ

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七変化

2009-06-11 21:46:09 | スタッフ講師
P1000055

しとしとと雨降りの日が多いですが、そんな季節に咲く紫陽花はまさに日本の梅雨の美しい風景です。
何だかどんよりしている日でも、紫陽花の花を見ると心が晴れますよね。

幼児クラスでは、紫陽花の絵を描きました。本物の花を見て、小さな花がまとまって一つの花になっている事を知ったり、色もよく見るといろいろな色が混ざっていたり、葉っぱを見て「穴があいているよ~!かたつむりが食べたのかな?」とたくさんの発見があったようです。

クレヨンで輪郭線を描いて、色塗りは絵の具で。紫・桃色・水色などの淡い色がさらに混ざり合って、色のにじみがとても美しいです!

紫陽花は、雨の度に色が七変化するというほど、咲いている間に色がだんだん変化していきます。
幼児クラスで描いた紫陽花の色合いをじっくりご覧ください。          伊藤

Photo
Photo_2







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難しい色-ピンク

2009-06-10 21:24:31 | スタッフ講師
Nonakaribon野中 透明水彩

本日水曜日ブログ担当の赤尾先生が高校で教育実習中なので、オバラが代筆します。

いつも瑞々しい色彩感覚で、爽やかな画風で仕上げることが得意の野中さんですが、今回もその才能を余すところ無く発揮しました。
一番存在感のあるリボン、実物は蛍光色の入った少々毒々しいピンクでした。それをどのように画面に馴染ませることができるかが勝負だったのですが、見事に他のモチーフと響きあっていますね!一歩間違えると下品になりそうな難しい色を、ここまで自分の色として抑えることができれば何を描いても怖いものはナシ!「どんとこい!」ってなもんです。
今回得たものを活かし、次回は鮮やかな大柄の布を敷いた上にモチーフをセットするのもおススメです♪

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小学校受験絵画 本日の授業

2009-06-09 01:15:00 | 受験・学校
Jyuken61_2

「小学校受験クラス」は、受験を考えている年長さんを対象としたクラスです。
その授業の一端をご紹介いたします。

○こちらのイラストのように、今週は「人物といきもの」を描く課題でした。
人物だけの場合は描けるお子さんも、何か他のものと重なると見えなくなる部分があるので、それを想像・表現できるかがこの課題のポイントです。
見えなくなる部分の表現が難しければ、先に輪郭線だけで重なる部分を描き、後から塗るようにすると良いでしょう。

先週は「気球に乗った自分(背景まで描く)」「二人で走る」という絵を描き、遠いものと近いものの見え方の違い<遠近感>を実感・表現しています。今日は手を中心とした<手前と奥>ということで、その発展の課題にもなりました。


○また上記のような見え方の獲得と同時に大切なのが「いきものの表現」です。
小動物を飼って世話をしたり、オタマジャクシの成長を観察したりの情操教育から、いきいきした作品が生まれます。
普段からいきものに触れているかどうかで、こういった課題への積極性も変わっていくので、ぜひいろいろな角度から関わってみましょう。

ちなみにアトリエではここ数年、夏になると小原先生がたくさんの鈴虫を運んできます。毎回、昆虫が好きなお子さんは興味津々の様子です。時には熱帯魚、珍しい時はカブトムシもいたりしますので、機会があえばそちらも観察してみて下さいね。


石山慶子

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俺のむすめ

2009-06-08 19:14:12 | 大人 パステル・色鉛筆・他
20090608

毛利 色鉛筆画
題名「ちょっと何よ、その金髪碧眼少女は!」「たぶん、俺の娘」


題名長ぇな!!ということで、月曜担当幸介です。今日は大人クラスより毛利さん作品・色鉛筆画をご紹介いたします。まずはご本人のコメントから↓

「たまには少女を描きたくて選んだのですが、正直、苦労しなかった点を探す方が難しいくらいでした。その中でも特に辛かったのは金髪の部分を抜いて肌の色を塗ったところでしょうか。」

今回の作品、「苦労しなかった場所なんて無い」とコメントしてくださいましたが、もはやこのモチーフは「手を抜ける場所なんて無い」ですよね。メインの少女もさることながら、バックの草花にも時間を費やしての制作になりました。服の小さなしわひとつまで繊細に、まるで「ウォーリーをさがせ!」のごとく細かく綿密な作品です。

透明感のある素肌と子供の柔らかい髪の描き分けはなかなか難しく、肌を塗った上から髪の毛を描いても色が乗らないし、髪の毛を先に描いて後から肌を塗ったのでは立体感・前後感が出ない。今回毛利さんは髪の毛の部分を避けながら肌を塗り、その後に髪を描き足しましたが、その苦労のおかげで髪と肌との説得力が出たのではないでしょうか。

そして、タイトルが長いですね。今作はおよそ半年ぐらい(もしかしたらそれ以上かも!?)の製作期間を費やしましたが、きっと毎週のように何ヶ月も見守ってだんだん成長して行って、やっと完成して作品として出来上がった過程を生み出した本人だからこそ、人種も雰囲気も親(作者)とは全く違えど「俺の娘」というタイトルなんではないでしょうか。ミスマッチなタイトルのような気もしましたが、こういう風に考えると違和感は無くなってくるから不思議ですね!!

田中幸介

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小学校受験絵画 夏期講習

2009-06-07 21:41:21 | 受験・学校
Photo_2小学校受験を考えられている方に、夏期講習のご案内を致します。
初めて会うお友達、新しい集団の中での授業や活動には大きな意味があります。
今回の夏期講習は基本的な絵画制作、立体工作より少し背伸びをして、最近の小学校入試で重要視されている“表現・発表力”の課題も取り入れておりますので、ぜひご検討下さい。

●日時 7月26日(日) 13:30~15:00(年中、年長対象)
15:30~17:00(年長対象)
8月23日(日) 13:30~15:00(年中、年長対象)
15:30~17:00(年長対象)
●受講料 (1回の講座につき) 会員 3,500円
外部 6,000円
●持ち物 汚れてもよい服装(もしくはスモック、エプロンなど)、クレヨン、はさみ、黒油性マジック(名前ペン)、作品を持ち帰る為の袋
●定員 各クラス 12名
(定員になり次第締め切らせて頂きます)

詳しいカリキュラムはこちらをご覧下さい。

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中学生クラス?

2009-06-06 00:46:00 | スタッフ講師
Photo写真模写 左上からアカネ、フユミ、ミナミ、モエ 中1 水彩・パステル


チノです。最近、土曜の午後クラスが学生クラスになりつつあるような・・・・
と、言いますのも、なんと、中学生が7人も!

お喋りしたい子、眠たい子、黙々とやる子、様々居て楽しいですが、教えることが沢山あるので、ちょっと大変だったりもします!4月から、それぞれが選んだ写真(オバラ先生が旅行先で撮ってきたもの)を模写しています。今日は一足先に完成した作品をご紹介したいと思います。

透明水彩を使うのは初めての子も居ますが、小学生の頃からアトリエで鍛えてきた所為もあってか、みんな色が濁らず、綺麗な色で表現できています。茜ちゃんの空のにじみなんかも美しいですね。

これが終われば、次は小学生と同じモチーフを使って油絵を描く予定です。油絵やだー、なんて言ってる子も居ますが、出来映えやいかに??

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日々精進

2009-06-05 20:29:59 | スタッフ講師
Kutu_6左 由衣香  右 千織  ともに高3

田中先生が紹介した小学生の靴の絵のブログに反応して、高3になってミオスを卒業し大手の美術研究所に通っている美大受験生から写メが届きました。

由衣香↓
まだ表面的ですよね~手前と奥同じように書いてる(T_T)
同一平面上にないし。
私まだ熱っぽく汚らしくがりがり書き込んじゃってp(´⌒`q)
日々精進…がんばりまーす(-o-;)

千織↓
久々に報告(^ω^)♪
靴!
GW中に靴を描きなさいって宿題で、父のすり減った革靴勝手に借りてつくった作品(*∀*)★
良く褒められましたが、手前が出てこなくって胸にモヤモヤを覚えた作品...でも質は出た気がする!

現在足りない技術、これからの課題は自分で見付けているようなので、ここで言う必要もなさそうです。(二人にはそれぞれ講評を返信しましたが。)
まだまだ未熟ですが、やる気に溢れた作品は見ていて気持ちがいいものですね。最近タソガレ気味の方はこの作品を見て刺激をもらってくださいな。   オバラ

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コリントゲーム

2009-06-04 23:23:30 | スタッフ講師
1_7

伊藤です。

幼児クラスでは、作って楽しい!遊べて楽しい!コリントゲームを作りました。
コリントゲームは、迷路のような道をスタートからゴールまでビー玉を転がしていく、小さなお子さんでも簡単に遊べるゲームです。

まずは空き箱の一面に好きな絵をクレヨンで描きました。
今回の絵は自由画なので、ドーナツだったり、虹の絵だったり、カエル、お花、ウサギ・・・など、思い思い描きたいものでOK。ビー玉がどこを転がっていっても絵が描いてあるとステキなので、できるだけ全面に絵を描きました。


ビー玉が転がる道筋には、木片を貼っていきます。どうやったらビー玉が通れるか。木片をたくさん貼りすぎてビー玉が行き止まりになってやりなおしたり。何度もビー玉を転がしながら、完成に近づいていきます。

木片を貼り始めると、もう遊びたくて仕方ない様子。出来上がったお友達が遊んでいるのも気になるし。
みんなが出来上がったら、作品を交換してゲーム大会!
私もいろんなコリントゲームで遊ばせてもらいました。

今日は全員の作品を一挙ご紹介します!                


Photo_4


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実習中です。

2009-06-03 22:41:24 | スタッフ講師
Taiikusai4Taikusai5
赤尾です。
実は今日から母校の教育実習に来ており、23日までミオスとブログをお休みします。
少しの期間お会いできませんが、戻ってからの皆さんの作品を楽しみにしています。

左の写真は、今日の体育祭のようすです。
先週から雨が多く、2回延期になって今日やっと決行されたのです。
実習生の私は見ているだけでしたが、種目も面白いものが多く、何より高校生以来の体育祭なので燃え上がりました!

私の母校は生徒主体の自由な校風なので、普段は生徒同士の団結力が薄いと感じることがよくあります。ですがこういった行事のときには企画の立ち上げから装飾、応援の振り付け、当日の進行などを全て生徒が行うので、一体感が生まれてまとまりが出ます。ホームルームのときは本当にまとまりがなく、先生の言葉も話半分しか聞かないのに不思議です。
そして私の学級担当のクラスは赤組なんですが、見事赤組が優勝しました!色別リレーでの選手の頑張りは教員も生徒も揃って大興奮でした。
まだまだ今日始まったばかりですので、これから授業を通して中高生たちとコミュニケーションを取って行きたいです!



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夜は、はじまりの時間

2009-06-02 01:36:00 | スタッフ講師
Ryoko_02亮子 高3「逃走」

今日紹介する、こちらの一枚。
最近の作品紹介ではあまり見ない作風ではないでしょうか。
それもそのはず、すべてが色紙による「切り絵」。
黒が、鉛筆デッサンや絵の具とはまた違った美しいコントラストのベタとなって、ドキドキする夜を演出しております。
それに対して、本人も意識していないかもしれない中で、ほんのちょっぴり毒も感じます。


本人よりコメントです。

・・・・・・

おとなしい草食動物は、本当はサーカスで芸ばかりやらされるのがいやなんじゃないかなぁ、と思ったので、人間に反抗して逃げていく様子を切り絵にしました。
動物たちを切り抜くのがたのしかったです。

・・・・・・


この反抗は一夜限り、それとも永遠に、ここから旅立っていくのでしょうか。
どちらにしろ、サーカスの人間一団はきっと公演も終え、寝静まった後なのでしょう。
希望と、秘密と、ほんの少しの背徳と。闇夜の星に照らされて、彼らの行く道はキラキラと、そのこれからの冒険を導く光の束となったようです。天の光は全て星。
伸びる手は彼らを応援する者なのか、それとも・・・

なんていうのは私の妄想ですが、こうやってストーリーや時間の奥行きがどんどん膨らんでくるような、楽しく魅力的な世界観ですよね。言葉は通じ合えない動物だからこそ、絵や作品を通して、そこに私たちの意思や感情を重ね合わせることもあるのかもしれません。
絵本として一緒に文章がついたりしても良さそうです!


なかなかアトリエでは少数派の「切り絵」ですが、色紙を面で分割していく面白さや、なにより「手」を感じるあたたかさという魅力を、久々に彼女が気づかせてくれました。たまにはいつもの筆を、紙とハサミに持ち替えてみるのも新鮮かもしれませんよ!

石山慶子

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日進月歩

2009-06-01 02:39:00 | スタッフ講師
200906013

どうも幸介です。今日も小学生クラスは油絵で、子供共々絵の具まみれになって授業をしています。

油絵開始から1ヶ月経ち、壁の作品達もだんだんと完成が見えてきているようですが、皆様が目を付けた作品はどのように成長して行っていますでしょうか。ちょうど作業工程の真ん中らへんの今、下地と本番との色が見え隠れし、下地の上から引かれたハッキリとしたクレヨンの線がとても美しいです。

モチーフが上手く描けているとか色の塗り方が上手とか、そんな技術を誉めたりもしますが、なによりも素晴らしいのは色合いではないでしょうか。子供ゆえに単純だったり、筆の洗い方が未熟で前の絵の具が残っていたり、下描きからはみ出してしまったり。その一見失敗のような塗り方が、偶然性を帯びながら美しい色合いになっています。マティスの絵のような魅力さえ感じますね!!毎年この時期は芸術に浸ってる感じがして楽しいです。

そして話は変わりますが、僕は最近、色彩の勉強や作品の資料のためによく植物園や博物館に行きます。美術館と違って、だいたいどのジャンルのどの場所も空いています。しかも美術館はスケッチなど禁止ですが、博物館や植物園はスケッチOKなところが多いのも良いですね。スケッチが出来て空いていて、しかも美術館よりも入場料が断然安い!!!美術館はもちろんですが、梅雨のお出かけには室内の植物園・博物館に是非行ってみてください!!美しい花や木、恐竜の化石に動物の剥製、絵のモチーフにしてくれと言わんばかりの展示物で溢れかえっていますよ!!

200906012

田中幸介


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