モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

答はそれぞれの中に

2016-07-13 22:45:41 | 大人 油絵・アクリル

永瀬 油彩(左のみ、+インク)


どうも、磯辺です。今日紹介させていただくのは水曜朝大人クラスの永瀬さんの作品。
左に行くにつれて新しいものなのですが、この3枚の中でテイストがググッと変化していますね。
特に左端の作品はなんと黒のインクで買った時の瓶のままスポイトを使って描く、という新たな技に挑戦されています。
毎回絵の下地を時間をかけてしっかりと作られているため、そのままでも十分ステキな背景だったのですが、ほんのちょっぴりメリハリも欲しかったので「油性ペンかなんかで徒然なるままに何か描き足してみてはいかがでしょう」と提案したところ、黒のインクを持参された永瀬さん。油にインクだと定着し辛かったりもするのですが、「こっちの方が線に強弱がついて面白そうだなと思ったので」とおっしゃられていたので、そのまま見守っていたところ、なるほど確かに魅力的な線になっています。

ところで、永瀬さんといえば。ラスト10分で他の生徒さんたちが各々永瀬さんの絵に対して好き放題感想を言い合う、という光景をよく見ます(笑)たとえば真ん中の絵を描かれている時は、右の方に描かれている道のようなものはどこに続いているのか、奥に見える建物のようなものはなんなのか、後ろ姿の女性はなぜここにきたのか…などについてディスカッションが日々行われていました。もちろん、永瀬さんなりの答はあるのですが、そういう風にいろいろと想像させてくれて、それによって人を惹きつける、そこが永瀬さんの絵の一番の魅力なのでは…!と思います。

皆さんにはどう見えますか?
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夏休みのイベントはお任せ!

2016-07-12 01:48:25 | 小学生ワークショップ

火曜学生クラスで製造中のたいまつ


自分の展覧会の出品作品制作は真夜中に、日中は通常授業に加え、夏休みのワークショップの準備でフラフラのオバラです。
本日は学生クラスで 7/26 (火)夜のイベント『インディアンになりきろう!』で使用する松明を作りました!
こちらの松明、野外イベントの仕事を多数こなす建築家・南澤先生監修の製作ですので、竹を山まで取りに行くところから始まっております。枝の落とし方、竹の節の利用法、ツルツルした竹の上手な縛り方などのうんちくをご教授頂いただけでなく、勢い余って10mの火柱の上がる火炎瓶の製造方法まで学生達に語ろうとするので、慌てて後ろから口を封じた次第ですがそれもご愛敬。綿100%のロープを灯油に浸し、小さなスタミナドリンクの瓶に入れます(ドリンクは学生皆で毎週せっせと飲んで空き瓶を出しています)ので、灯油自体は1滴も瓶に入っておらず、火を傾けても引火の恐れが皆無です。紐に染込ませるだけで1時間は持つというので驚きのエコライト!しかもこの明るさ!すごいでしょう!?
いやぁしかし焔って、どうしてこんなに魅力的なんでしょうね!中高生ですら楽しくて満面の笑み。裏方の楽しみであります。まぁ、自分達で作った松明を持ったら、やっぱりワクワクしますよね?
こんな楽しい火遊び(?)と、こんなに頼もしい中高生のお兄さんお姉さんが演出してくれる夜のイベントが面白くない訳ありません!ぜひもっとたくさんの皆に参加して欲しいです!夏休み初っ端のイベントとして、ご検討下さい!

みんなあつまれ! 『インディアンになりきろう!』
日 時 7/26 (火) 18:30~20:00
対 象 園児・小学生(園児は保護者同伴のこと)
持ち物 汚れてもよい服装・ハサミ・ボンド
参加費 2,500円 / 雨天の場合内容に変更の可能性あり
(詳しい参加方法は、コチラ
立派なインディアンの羽飾りを作ったら松明を持って夜の公園へ出発!
難題をクリアし、テントの中で暮らす酋長を探して勇者の証の入れ墨(フェイスペイント)と革のミサンガをもらおう☆
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夏休みの宿題はお任せ!

2016-07-11 20:55:35 | 小学生ワークショップ

小学生クラス 夏休みワークショップ ポスターコンクール・絵画制作

どうも幸介です!本日も小学生向け・夏休みワークショップの詳細をご紹介です。(今年はワークショップの開催が本当に盛りだくさんなんです。)今日ご紹介するのは、夏休みの宿題などでも王道!ポスターコンクールの絵画制作です。

絵画教室の本領発揮といったところでしょうか。本日載せている画像は、主に夏休みワークショップで制作した過去作品です。学校ではあまり細かに教えてもらえない人体の描き方を学んだり、型にはまらないダイナミックな構図や色彩でポスターを制作してみませんか?



学校の宿題のポスターの規約をお持ちいただいて、こちらの教室で制作することも可能です。ポスターではない絵画系のコンクールも多々ありますので、『とにかく人物が上手くなりたい』『躍動感のある構図で描けるようになりたい』『美しい色彩で風景画を描きたい』といった個別の要望にもお応えできます。この夏に学校では習えない絵画を学びたいみんな、参加お待ちしております!
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小木さん選りすぐり4点

2016-07-09 20:25:19 | 大人 水彩

小木 透明水彩

暑いです!岩田です。
本日ご紹介するのは小木さんの作品。ミオスに通われてからずっと透明水彩を続けて描いてらっしゃいます。小木さんはとにかく熱心。作品のレベルを上げる為の努力も沢山されています。言い換えれば描くことが本当に楽しいのだと思います。

今回掲載させて頂いた作品は4点。風景や静物実に様々なモチーフを描いていますがその中でも良い作品を僕の視点で選りすぐってみました。

風景は特に繊細に描かれています。先の効く筆を使って緻密に表情を出しているのが画像からも見てとれます。湖岸に置かれたカヌー良い味出てます。合掌造りの風景も雪の表現良いですね。

アジサイを描いたものは風景とは又違って比較的ゆったりと描かれた作品。
アジサイといえばどうしてもチマチマ描いてしまいそうですが、こちらは鮮やかな色を使って短時間でモチーフの印象を見事に捉えています。何度も絵の具を重ねるのではなく一発で決めているところも多く、そのぶん絵具の発色がとても良いです。
風景とは違い実際に置かれたモチーフをこのように描くには中々勇気がいるものです。繊細な中にも大胆な筆致が潔く美しい。

小木さん、現在はデッサン鍛えてます。今やっていることが水彩に反映される日が楽しみです!



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小原グループ展のお知らせ

2016-07-08 23:07:38 | スタッフ講師

小原京美 『遠い空の下』 墨・胡粉・透明水彩・絹本


『生き物のいる風景展Ⅱ』 DMより
小石、木、昆虫、動植物のなかに見えている生命以上の、
見ることができないけど、そこに確実に実在しているものを
知覚できる意識をもつ作家たちの輝きをご堪能ください。
                      荒川みはる


オバラです。この度京橋の画廊の企画で、グループ展に参加させて頂くことになりました。
私の最近の被写体と言いますか画風は、どちらかと言うと境界線がとろけるような風景画や花が多いので、久し振りの『生き物展』出品は、ほとんどが気配のみを描いた作品になってしまいました。(ここに載せた鳩の絵は、かなり描写してある方です。)
写実や線描が大好きで、岩田先生のような漆(蒔絵という繊細で極細の線描)にハマっていた時期もありますが、現在は偶然ともとられそうなシミやにじみを多用した作風を好んでいます。
皆様、東京方面についででもございましたら、お立ち寄り下さいませ。
小原在廊日
15(11~14時),16(終日),19(11~13時半),21(終日),22(11~14時),23(終日/但し16時終了)

日時:7月15日(金)〜23日(土)11:00~18:00
    17日(日)、18日(祝日・月)休廊 / 最終日16:00まで
    土曜日は15時以降、ビル入口が閉まっておりますので入口にてお電話頂きしだい解錠いたします
会場:あらかわ画廊
     〒104−0031 東京都中央区京橋2-8-18 昭和ビルB2F
電話:03‐3566-5213
アクセス:地下鉄 銀座線 京橋駅(6番出口) より徒歩1分
     明治屋真向い、スギ薬局の奥入口、地下2階
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粘土の感触

2016-07-07 22:08:04 | 親子


親子クラス

粘土は、紙、石粉、木粉、油脂、樹脂系など主成分によっていろいろな種類があるので、粘土の特徴を生かし制作の目的に応じて最適な粘土を選んで作品作りをします。
親子クラスのお子様がご家庭で使う粘土は、安全面を考慮して小麦粉粘土や寒天粘土を使う方が多いように思います。米粉粘土なども市販されてますね。
アトリエでは、家庭ではなかなかできない粘土遊びを体感できる、大量の粘土を用意しました。
土粘土といって、乾燥しても水を加えて練り直すと何度でも繰り返し成形できる粘土です。水を多めに練るとベチャっとひんやりした感触が、暑い季節には冷たくて気持ちが良いです。(逆にその感触が気持ち悪く感じる子もいますが・・・)2・3歳児が触った手にも、素直に応えてくれる素材なのでいろいろな展開ができて楽しいです。

大きくずっしりと重い粘土の固まりを一人ひとつもらい、粘土あそびのスタートです。
粘土を机に叩き付けたり、体重をのせてつぶしたり、指で穴を開けたり、容易に変形できます。
まずは粘土をちぎって丸め、お団子作り。誰が一番たくさん作れるか競争です。その後は、お団子をいくつも重ねて高いタワー作り。
最後にお団子を細長くして、それを道路や線路に見立てて、みんなで街づくりをしました。

最初から粘土の感触を楽しんでいる子もいますが、全く粘土に触れない子もいます。触れなかった子も、街づくりで粘土の電車ができた途端に、粘土(電車)に触ることができました。感触から入るか、具象から入るか、きっかけは一人一人違ってOK!
この日制作した街には、みんなが作った動物がたくさんいるので、ぜひ写真でご覧ください。

お知らせです!
次回の親子クラスより3回分の授業は、『なつやすみワークショップ』となりますので、ご案内致します。

<参加者対象>2・3歳児と保護者のペア
写真左より
☆7月19日(火) ワクワクさかな釣り
☆8月 2日(火) ビックな秘密基地作り
☆8月23日(火) 高い塔の魔法のお城
いずれも10:30~11:30
現在まだ空きがございますので、お申し込みをお待ちしております。
詳しい内容は、コチラをご覧ください。
(Eri Ito)
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砂の上のパイナップル

2016-07-06 23:09:37 | 幼児

幼児クラス

ブログが夏休みワークショップ色にそまってきましたね!
私も小学生に戻って参加したい…そんな磯辺です。

今日の幼児クラスは植木鉢作りとパイナップルお絵描きです。
まずは植木鉢ですが、市販のプラスチックの植木鉢の上から紙粘土をぺたぺた…今回は色の付いている紙粘土を使ったり、絵の具を混ぜたりではなく、紙粘土をまんべんなく敷き詰めた上から真っ黒なジェッソで塗っていきました。生乾きの紙粘土の上に塗っていくのは少々至難の技なのですが、「びちゃーーって絵の具を筆で引っ張るんじゃなくて、ちょんちょんってのせていくんだよー」とやり方を説明すると、みんな飲み込みが早く、難なくクリアしていました。
その上から白やら金やらのボタンを埋め込んで、植木鉢は完成!

パイナップルは、あらかじめストーンマチエールというザラザラした砂のようなものをまぜた絵の具で下塗りした四つ切り画用紙にクレヨンで挑戦。本物のパイナップルが目の前にあるので、みんな思わずくんくん匂いを嗅いでしまいます(笑)
大人でも、パイナップルの模様を正確に描け、と言われると「え、どんなだったかな…」と思う方が多いのではないでしょうか?
子どもたちはそのふしぎな模様に興味津々で「丸の中に、星みたいなのが入ってるみたい」「丸じゃなくて四角にみえる」などなど、自分なりに研究しながらザラザラの紙にゴリゴリと描いていました。やっぱり本物があると、みんな自然と、使う色数が増えていいですね!そして質感も相まって普段のお絵描きとは全然違った雰囲気に仕上がりました。

最後にせっかく作ったので、植木鉢の中身(朝顔)をアトリエからプレゼント!
何色の花が咲くかはお楽しみの状態で渡したので、開花報告が楽しみです。
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続・夏休みワークショップのご案内

2016-07-05 22:39:12 | 小学生ワークショップ
とても暑かった昨日までに比べ、今日は急に寒くなりフラフラ気味の松井です。
大竹先生・田中先生に続き、今日は私が発案した夏休みワークショップのご紹介をさせて頂きます!


8/16 (火) 18:30~20:00 『暗闇で光る☆蛍光ペイント』 対象 園児・小学生(教室内イベントの為、保護者様の付添は不要です)

『プラネタリウムのような、真っ暗な闇の世界にブラックライトだけが怪しく光る教室!
蛍光塗料で輝く惑星を作り、夜空に自分で作った星を浮かべて鑑賞しましょう。宇宙空間に未確認飛行物体や隕石、エイリアンをペイントしたら、気分はもう宇宙遊泳!』
夏やすみワークショップでも数少ない、夕方~夜に行うイベントになります!
上に写真を載せましたが、ブラックライトに反応した蛍光塗料ってこんなに光るんです!ついでに頭に載せたタオルやマスク、着ているTシャツも光っています。身の回りで光るものを探すのも一興ですね。
惑星はただ塗料を塗るだけでなく、宇宙人や征服の旗などを付けて自分だけのオリジナル惑星を作っていきます。暗闇で光る自分の惑星は、思い出に残ること間違いなし!ブラックライトの不思議な力、思う存分楽しんでみませんか?


8/17(水) 11:00~13:30 『身体表現でアート』


『コミュニケーションとしての身体表現で自分を解放してみましょう。
小道具を作り、リズム遊び・創造性豊かな模倣から、心身を共に動かすことで、新しい面白さや楽しみを見付けてみませんか?』
いつもは机に向かって描く・作るがメインですが、自分の体をキャンバス代わりに思いっきり動いてみることも大切だと思います。私は小さい頃は人見知りが激しい・人前で話すのが苦手……というタイプでしたが、小学生の時にクラシックバレエを始めたのがきっかけで「体の動きで会話する」ことができると知りました。体を使うのが好きな子は新しい発見を、恥ずかしがり屋さんはちょっとでも胸を張れるきっかけができることを目指して!お弁当タイムもありますので、プチ遠足気分で楽しく&全力で遊びましょう!

どちらのワークショップも、汚れてもよい服装・タオル持参でご参加ください!
詳しいご案内はコチラからどうぞ(参加者が定員に達し次第、募集締め切りとなりますのでご了承ください)。
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一番人気のワークショップ!?

2016-07-04 20:32:11 | 小学生ワークショップ

8/2 (火) 10:30~13:00 『水鉄砲アクションペインティング』 対象 園児・小学生(園児は保護者同伴のこと)

どうも幸介です!!先週のブログに続きまして、今週もお問い合わせの多いワークショップのご紹介です!!!夏休みワークショップの中でも、開催の度に大人気なのがこのアクションペインティング。普段は体や衣服に無駄につけると怒られてしまう絵の具ですが、このワークショップでは衣服に絵の具をぶちまけてもOK。それが目的のワークショップです。

ワークショップのチラシでは
『色水鉄砲シューティングで、カラフルな麦わら帽子とTシャツ・バンダナができる、エキサイティングな屋外イベント♪
まず麦わら帽子に絵を描いたら、次は大きな布にシューティングして小手調べ。布や麦わら帽子が格好良く染まったら、お待ちかねのTシャツめがけて色水鉄砲で撃ち合いをしてみよう!』
と説明しております。色水鉄砲という、筆やペンとは違ってペイントをコントロールできない画材を使うことによって、無造作にできた色彩や形を楽しもうということですね。ジャクソン・ポロックのような、偶然性を孕んだ美・魅力を感じて欲しい、そんなワークショップです。フラッグカラーという布用ペンキの色も鮮やかですし、飛びはねた絵具ってけっこう綺麗なんですよね。学年に関係なく、良い感じに仕上がります。出来上がった麦わら帽子やTシャツは、きっとお気に入りになること間違いなしです!!



今まで開催したワークショップでもかなり人気のあったワークショップですので、以前のブログの記事(これとかこれ)を見て参加したいなぁと思っていた人や、お友達からの噂を聞いて参加したかった人など、どうぞこの機会にご参加ください!!(参加者が定員に達し次第、募集締め切りとなりますのでご了承ください)
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そんなテーマが!

2016-07-02 23:09:13 | 大人 水彩

服部 透明水彩


岩田です。夏も近づいて来ましたね。
本日ご紹介しますのは土曜午前クラスの服部さんの作品。透明水彩で描かれることが多いのですがご自身曰く「ちまちま描いていくのが好きでどうしても気づくと隅から隅まで細かく描いてしまうことが多いのです。今回は細かいところに拘らずもっと大きくゆったりと描いていきたい。」ということでスタートしました。
因みにこちらの風景は、ご自身が旅行で訪れたイギリスの田舎の村。屋根も含めて全て石で作られた独特な家々が並びます。とても美しい風景ですが、やもすると意図に反していつものようにちまちま描いてしまいそうです。
普段、机で描くことが多い服部さん、画面との距離が近いぶんどうしても細かいところが気になってしまうのかもしれません。そこで対策としてイーゼルを使って描いてみることにしました。すると効果覿面。いつもならどうしても細部に拘ってしまうであろう建物や草木など遠近感を出しながらとてもゆったりとした印象で捉えることができました。絵具同士が層になってとても美しい表情を醸し出しています。素晴らしい。
昔の風情を残すイギリスの田舎、そんな原風景に派手な服の観光客がいる違和感。そんな時代を超えたミスマッチな面白さを服部さんは今回の作品で一番のテーマとしました。放射線状を基本とした構図のほぼ真ん中にいるのは、まさしく派手なピンクの服を着た観光客。構図的にもその狙いはバッチリ表現されていますね。
次回作もそんな服部さんらしいテーマを含んだものが見られそうです。乞うご期待。
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夏休みワークショップのご紹介

2016-07-01 22:26:28 | 小学生ワークショップ
大竹です。今日は私が発案した夏休みワークショップのご紹介をさせて頂きます。最近のお問い合わせで一番多い質問が、「お友達を誘って一緒に参加したいのですが、○○の講座にまだ空きはありますか?」というものです。現在どちらのコースもまだ十分に残席ございます。ぜひ多くの方にご参加ご検討頂ければ幸いです。


左 ティッシュ箱の奥の壁に描く空気遠近法絵画 / 右 緑系の下草は手前大きく、奥は小さく、大きさのバランスを極端に変えています

8/13(土)14:30~16:00 『ティッシュ箱ジオラマ』
ティッシュの箱の中に、遠近法を駆使して小さなジャングルのジオラマを作ります。穴から覗くとまるで自分がコビトになってその場に入り込んでしまったような、不思議な世界が広がります。本来なら体格に大きく差がある熊とウサギも同じ位の大きさで作っています。熊と同じ位の大きさのウサギが手前にいることにより、奥の熊との距離が実際よりも離れて見えるようになる為、ティッシュ箱の小さな空間がより奥へ続いて見えるのです。ティッシュ箱の奥に描く空気遠近法絵画も、描き方のコツなどをレクチャーしますのでご安心下さい。木や動物だけではなく、花や虫やキノコなど森にありそうなものを沢山作って自分だけの箱庭を作りましょう!


左・中央 イエローオーカーで地塗りしたキャンバスに少しずつ色味を変えて着色中 / 右 5時間経過の6年生の未完成油絵(来週辺り完成?)

8/8(月)10:00~12:00 『1日で完成・油絵体験』
地塗り済みキャンバスに、下描きをせずに直接油絵具で描き始めます。花瓶の花を見ながら、ペインティングナイフを多用して、本格的で大胆な画伯タッチの油絵を制作しましょう!(対象 3年生~中学生)
こちらの油絵講座、「2年生なんですが上の子と一緒に参加させてはダメですか?」という質問がございました。低学年には難易度が高いかと対象を3年生以上にしましたが、絵が大好きなお子様でしたら大丈夫だと思います。ご相談下さい。敷居が高く難しそうと思われがちな油絵ですが、実は子供にとっては小学校で使う水彩よりも上手くいきやすい画材だったりします。水彩は塗り重ねていくと色が濁っていってしまいますが、油絵は絵の具がキャンバス上で滲み混ざり合う事によって面白い表情が出てきます。更に、子供にとって別の色を塗るときにいちいち筆を洗うのが面倒臭く、前に使った色が筆についたまま新しい色をつけて描いてしまったりしますが、それがかえって予想外な面白みになります。筆に残っていた色と別の色が混ざっていい味になるのです。色を少しずつ変えながら、『塗る』というより絵の具を『置いていく』ような描き方をレクチャーしていますので、左の作品のバラの葉っぱの部分や右の作品の雲の部分を見て頂きますと色がモザイクタイルのような仕上がりになっているのがお分かり頂けると思います。中々触れる機会のない油絵、お子様にとってよい経験になると思います。この夏休みに体験してみてはいかかでしょうか?
※掲載した3枚の作品は現在1ヶ月ミッチリ時間をかけて授業で制作しています。小学生クラスご入会をご検討中の方は、是非授業の方も見学にお越し下さい。

予約方法など詳しくはコチラをご覧下さい。
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