きょう戦後第30代首相に麻生太郎氏が就任する。おそらくは戦後最短命の政権となるだろう。10月3日解散はまだ消えていない。そうなれば10日天下だ。戦後のどさくさに発足した東久邇稔彦内閣でさえ54日もった。羽田孜64日、病気が悪化して退いた石橋湛山は65日。遅くとも10月中旬ごろまでの解散が確実視されており、麻生政権は1カ月弱のはかない命に終わるのではないか。
そのことを裏付ける?のが閣僚候補の顔触れだ。2世、3世議員のオンパレード、ひ弱さは隠しようがない。こんな手勢を率いて決戦に臨もうとする麻生は、結局のところ国民の不満が分かっていないというべきか。
《自民党の麻生太郎総裁(68)は24日召集の臨時国会で第92代、59人目の首相に指名され、同日中に新内閣を発足させる。
新内閣の閣僚人事は、外相には中曽根弘文元文相(62)=参院、財務相には、中川昭一元政調会長(55)を充てる方向で最終調整をしている。官房長官には河村建夫元文部科学相(65)の起用が決まった。
二階俊博経済産業相(69)、野田聖子消費者行政担当相(48)、与謝野馨経済財政担当相(70)、舛添要一厚生労働相(59)、公明党の斉藤鉄夫環境相(56)の5閣僚の再任も内定した。石破茂前防衛相(51)は農相に充てる。総裁選で麻生陣営の選対本部長を務めた鳩山邦夫前法相(60)は法相、甘利明前経産相(59)は総務相での再入閣がそれぞれ濃厚となっている。防衛相には浜田靖一元防衛副長官(52)が浮上している》=毎日電子版=
党3役は幹事長が細吉つぁんのせがれ、政調会長は旧佐藤派の大番頭だった保利茂の子供、総務会長はドン笹川家の尭だ。幹事長が麻生から細田に変わっただけだから、もともと2世布陣か。
外相には大勲位のご子息・弘文、前任の高村も2世だ。財務相も2世伊吹からヒグマ2世の中川昭一へ、官房長官は2世町村から親父が県議だった河村建夫に代わる。町村vs河村は2世度で町村の勝ち?
留任する二階、野田も2世だ。
辞任した太田農相の後釜は2世の石破茂、2世保岡の後の法相は4世鳩山邦夫、総務相に横滑りが伝えられる甘利も2世、防衛相は2世林から同じく2世、ハマコーのせがれに代わるらしい。
よく見たら福田政権も同じような世襲内閣だった。これらの方々はお家の大事、御身大切を第一にしている。首相を支えようなどという気はほとんどない。福田が政権を投げ出した大きな理由は、深い孤立感ではなかったかと想像している。
麻生は福田よりさらにプライドが高い。孤高というかお山の大将、裸の王様になる可能性が濃厚だ。もっとも、そこまでぼろを出さないうちに、衆院選で大敗して、「はい、さよなら」となるのだろうが…。
きょうの組閣、何人の2世、3世が麻生5世内閣のひな壇に並ぶのだろうか。楽しみでもあり、恐くもある。
そのことを裏付ける?のが閣僚候補の顔触れだ。2世、3世議員のオンパレード、ひ弱さは隠しようがない。こんな手勢を率いて決戦に臨もうとする麻生は、結局のところ国民の不満が分かっていないというべきか。
《自民党の麻生太郎総裁(68)は24日召集の臨時国会で第92代、59人目の首相に指名され、同日中に新内閣を発足させる。
新内閣の閣僚人事は、外相には中曽根弘文元文相(62)=参院、財務相には、中川昭一元政調会長(55)を充てる方向で最終調整をしている。官房長官には河村建夫元文部科学相(65)の起用が決まった。
二階俊博経済産業相(69)、野田聖子消費者行政担当相(48)、与謝野馨経済財政担当相(70)、舛添要一厚生労働相(59)、公明党の斉藤鉄夫環境相(56)の5閣僚の再任も内定した。石破茂前防衛相(51)は農相に充てる。総裁選で麻生陣営の選対本部長を務めた鳩山邦夫前法相(60)は法相、甘利明前経産相(59)は総務相での再入閣がそれぞれ濃厚となっている。防衛相には浜田靖一元防衛副長官(52)が浮上している》=毎日電子版=
党3役は幹事長が細吉つぁんのせがれ、政調会長は旧佐藤派の大番頭だった保利茂の子供、総務会長はドン笹川家の尭だ。幹事長が麻生から細田に変わっただけだから、もともと2世布陣か。
外相には大勲位のご子息・弘文、前任の高村も2世だ。財務相も2世伊吹からヒグマ2世の中川昭一へ、官房長官は2世町村から親父が県議だった河村建夫に代わる。町村vs河村は2世度で町村の勝ち?
留任する二階、野田も2世だ。
辞任した太田農相の後釜は2世の石破茂、2世保岡の後の法相は4世鳩山邦夫、総務相に横滑りが伝えられる甘利も2世、防衛相は2世林から同じく2世、ハマコーのせがれに代わるらしい。
よく見たら福田政権も同じような世襲内閣だった。これらの方々はお家の大事、御身大切を第一にしている。首相を支えようなどという気はほとんどない。福田が政権を投げ出した大きな理由は、深い孤立感ではなかったかと想像している。
麻生は福田よりさらにプライドが高い。孤高というかお山の大将、裸の王様になる可能性が濃厚だ。もっとも、そこまでぼろを出さないうちに、衆院選で大敗して、「はい、さよなら」となるのだろうが…。
きょうの組閣、何人の2世、3世が麻生5世内閣のひな壇に並ぶのだろうか。楽しみでもあり、恐くもある。