群青色の空と

遠くから眺めても、近くに寄っても美しい伯耆大山です。ゆっくり登れば出会いと感動があります。

(2-3) 夏山登山道を登り弥山へ、6合目から元谷を下る。

2013年02月19日 | 大山と自然

平成25年2月17日   9合目はブリザード 疑似南極の世界

登りは風もなく穏やかな気候、下山時も穏やかな思えば、
帰りの9合目8合目は、ブリザードで疑似南極の世界。
やっぱり、2月の大山は天候が急変しますねぇ。。。


「4合目の樹氷」

 空ら高くグレー色の薄雲が掛かり取れそうにもありません。
今日は夏山登山道は、青空が期待出来ないので、樹氷の輝き望み薄です。
淡々と、6合目を目指しました。

6合目~9合目は吹きさらしの急登りになります。
団体の登山者でにぎやかな日でした。

6合目の避難小屋付近から元谷に向かって滑降。。。スリル満点。
ターンにスキルが必要なのか、サラサラ粉雪に埋まりながらの滑降でした。


「孝霊山と日本海 チョコット島根半島」

 島根半島もクッキリ。
天高くグレー色の薄雲でも透明感の眼下でした。

小屋付近の登山者。弥山に到着、やれやれ安堵感。。。
私は雪の帯に沿って、9合目のダラダラ登りを1歩1歩足を進めます。


「大山北壁」


「剣ヶ峰 9合目より」


「弥山 山小屋」

やっと着きました弥山山小屋。
強風で使えなくなった風車取付のための鉄柱残骸2本。。。
煙突ではありません。

スマホとにらめっこ。綺麗に取れましたか。。。
足下、ブリザードで霞みました。
ブルーの縦ラインはハタザオです。
ブリザードで足跡が消え
登山道が見えなくなった時に目印となります。


「ピッケルの並ぶ弥山山小屋の出入り口」

今年は、1階から出入り出来ました。
アイゼンは、小屋に入る前に取り外すのが慣例です。
何も心得のなっかた時、
小屋の中にそのまま付けて入って注意されたこともありましたねぇ。


「2階の出入り口」

 1階の出入り口が埋もれて中に入れない時、
ここから入り出ます。
ドアを押して入りステップへ、はしごで1階に下りますが
冬の山小屋は真っ暗、ヘッドライトは必須です。


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冬の写真撮りには鮮やかな色が映えて、ポイントには最適かなぁ。。。

「縦走路と剣ヶ峰」

剣ヶ峰にしっかり雪庇が見えます。


「人類の足跡」               ←ここクリック拡大

 6合目から見えた縦走者6人の足跡か。?
雪庇を避けながら剣ヶ峰に向かって続いていますが、
ブリザードで、足跡が消えている所も何ヶ所か見当ります。

 眼下に拡がった江府町の山々の向こうに、
三平山のへの字白い尾根筋が目に写りました。
低い雲は高度感を感じさせてくれます。


「ブリザード 南極の環境を行く。。。」           ←ここクリック拡大

 下山時は地を這う激しいブリザードが吹き荒れ、フード付けても刺す様な吹雪が顔に当たって来て痛い痛い。。。
思わず。。。すごい。
自然の猛威、驚異、偉大さを取る良い機会を得ました。

 


「切取り断面絶壁 9合目毛嵐」               ←ここクリック拡大 

地吹雪からカンザシのブリザードへ 変幻自在。。。


         「渦巻く、ブリザード」           ←ここクリック拡大

 穏やかな眼下の風景と
吹き荒れる独立峰大山山頂

その違いが下山時の登山道8合目から良く分かります。

「豪円山と日本海の海岸線 元谷から」



「7号尾根、8号尾根、別山を見上げる 元谷から」


冬季しか登れないと言われる7号尾根、8号尾根、別山、
今日は取り付く人たちそれぞれ、
色々な思いの登山者でにぎわっていました。

「元谷の山小屋」

大山北壁アプローチの山小屋のようです。


「大神山神社」

阿弥陀堂の近くに車を止めていたので、ぐるり大回りになって4時半でした。
GPSで確認しながら車の場所を探せば良かったなぁと。後で気づき。。。後の祭り。


ブロク村

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