群青色の空と

遠くから眺めても、近くに寄っても美しい伯耆大山です。ゆっくり登れば出会いと感動があります。

(2-3) 群青色の空に樹氷とキリン峠

2016年02月13日 | 大山と自然

平成28年2月11日   群青色の空に樹氷とキリン峠

自宅を出て峠を越え5分程車を走らせると蒜山盆地入ります。
盆地の上空は群青色の空が拡がってします。地表は雲海霧の中。
道路脇の木に樹氷が付き目的地の樹氷を想像するとワクワクしてきます。
車のガソリン補給でガソリンスタンド立ち寄ったところ、おじさんが今朝は-10℃を下回っていましたから寒いですねと話しかけてきた。
放射冷却と朝霧で木立に樹氷なのか納得です。
寄り道して笠良原から奥大山スキー場へ、通りすがりに樹氷を納めてと思ったのですが、
盆地以外は空気中水分が少なかったのか木立に樹氷が咲いていません。無駄足になってしまいました。


「 笹吉原から南大山を望む 」 

大山全景撮りで手前の小屋がアクセントになりました。

奥大山スキー場に着き身支度、少しだけ樹氷期待で今日は愛用してきたカンジキ付けてキリン峠を目指しました。
鍵掛峠に続く環状道路を途中スルー、ブナの樹林帯を真っ直ぐにキリン峠に向うことにします。
朝の斜光が木立に当たり環状道路には縞模様を創り、影は時にうねりまっさら真っ白な雪原に織りなす模様を刻んで行きます。


「 ブナ影のおりなす縞模様 」


 「 樹林のシルク冬景色 」


「 残り雪 」

厳冬にしては最高の良い天気。
1週間前の疲労いまだに回復していないのにカンジキ履いて山登り、体力不足でも群青色一面の空が気持ちを持ち上げてくれます。
右に烏ヶ山全景が見渡せる位置まで登って、これから向かう尾根登りが青空背景に斜光の当たるブナ樹氷のクライマックス。
楽しみながら時には上を見、振り返り、ウロウロしてゆっくりゆっくり足を運びます。


「 烏ヶ山のため息 ホッ! 」


「 降り注ぐ あられ 」


「 青空でブナの辞儀 」

たっまた雪の重みで小枝が今日の青空にお辞儀しています。
私に替わって晴れてありがとうっていっているようで。。。


「 群青色と光線 」

後でLightroomで現像折り込みです。おもいっきり露出補正をかけて真っ暗にして太陽に向かいました。


「 大空に湯煙 温泉雲 」


「 尾根のつらら 」

 融けた雪の滴が小枝につららを作りそれが太陽の光が当たりキラキラ輝きます。

 ブナ林が少なくなって来るとキリン峠が間近になります。目的地は目の前です。


「 よく登って来ましたねの拍手 」

いらっしゃい!と言っているよに思えて。。。

枝に付いた雪が融けて氷りに変化したのか、あるいは樹氷が成長したのか。。。


「 キリン草付きと槍尾根 」

目的地到着。
微風、太陽の暖かい日射しおだやです。
少し岩肌が覗くが群青色の空と真っ白の槍尾根と迫る東壁、すばらしい。
この絶景を楽しみにデジカメもって山登るんです。

登りはじめが遅かったので下山の時刻も遅くなって、奥大山スキー場に着いたときは日も西に傾き4時20分を過ぎていました。
いつものカンジキで歩いたからでしょうか?思っていたより疲労感ありません。
何時ものように快湯館に浸かって帰宅です。


ブロク村

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