もこにゃんとばあば

もこにゃん もうすぐ八才(2015年生れ)
登場数は少ないですがヨロシク!にゃん

マフィアの日

2021-03-30 04:01:49 | 短歌

わが街もいにしえ人の歴史あり生きた証の足あと知りたし

 

1282年3月30日、マフィアの名前の由来となったとされる「シチリアの晩鐘事件」が起こった。

当時のシチリア島はフランス国王の叔父であるシャルル・ダンジューの苛酷な支配下にあった。

1282年のこの日は復活祭の翌日の月曜日であり、晩祷の為に教会の前に市民が集まっていた。

そこへフランス兵の一団がやってきて、その土地の女性に手を出そうとしたため、その女性の夫はいきなりその兵士を刺した。

その場に居合わせたほかの市民もフランス兵に襲いかかり兵士の一団を全員殺してしまった。

そのとき晩祷を告げる晩鐘が鳴ったことから、「シチリアの晩鐘事件」と呼ばれる。

この叛乱は全島に拡大し、フランス人は見つかり次第に殺され、その数は4000人以上に及んだ。

この叛乱の合言葉「Morte alla Francia Italia anela(全てのフランス人に死を、これはイタリアの叫び)」の各単語の頭文字を並べると「マフィア(mafia)」となり、これがマフィアの名前の由来であるという説がある。

シャルル・ダンジューのアンジュー王家はシチリアから追放され、代ってシチリアの支配者となったアラゴン王家との間に20年に及ぶ戦争が起った。

           

風光明媚なシチリアでそんな歴史的な大事件が起きていたとは知りませんでした。

マフィアといえばあのマフィアしか思い出しませんでしたがまるで違った歴史があったのですね。

あのマフィアは19世紀にシチリア島を起源として出没した犯罪組織集団で、恐喝・暴力で組織を拡大していったようです。