鳥海山近郷夜話

最近、ちっとも登らなくなった鳥海山。そこでの出来事、出会った人々について書き残しておこうと思います。

新山を見に

2019年08月09日 | 鳥海山

仙ヶ洞を左手にみて薊坂、行者岳へと向かう。

山頂、千蛇谷登山道は離れてみると意外なところを通っている。

もう少し歩いてみれば、

七高山(ナナタカヤマと読んだ人もいたがシチコウザンです。)、は新山ドームの向こう側。

こうしてみると、山頂小屋から新山頂上まで結構ありますね。

ゴジラの背中のような新山。さて、皆さん目指す最高点はどのピークでしょう。

山頂小屋の前には人、人、人。

登山案内には御室と書いてあるけれど、われわれの中では誰もそう呼ぶ人はいなかった。

みんな山頂小屋と呼んでいた。


幸治郎沢から千畳ヶ原へ

2019年08月09日 | 鳥海山

河原宿から少し行くと左に折れる道があります。

左手に月山森を見てまっすぐ行くといきなりの下りが始まります。

岩だらけ、道の形はしていません。

 

真夏であれば味噌川草を見ることができます。

たぶん、鳥海山登山道沿いではここだけ。

まだまだ岩ゴロゴロを下ります。

雨の後、ガスにまかれて道を間違って沢を下り、行き止まりの断崖絶壁まで行ってしまったことがあります。

ガスにまかれたら動かないこと。

下りきれば千畳ヶ原。

池塘があちらこちらにあります。

ここは秋、草紅葉のころが見ものです。

のんびりいけば丁字分岐

ここから鳥海湖まではまだまだ。

道標は確認しましょう。もちろん地図は持参。

最近はGeographicaなんて便利なスマホアプリもあるようなので活用しましょう。

このルート、夏から秋にかけてだけです。

 


鳥海観音

2019年08月07日 | 鳥海山

伏拝岳(ふしおがみだけ)から外輪の尾根を行者岳へ向かう途中

ひょいと振り返ってみれば、自然の造形、観音様のお姿が

今も残っているか崩れてしまったかは最近通っていないのでわかりませんが。

右端の一番上が顔です。あまり知っている人はいないようです。

(村岡謙治さんがご自身の写真集で紹介しているくらいか。)

 

またそこへ行く前、伏拝岳には

湯の台口、薊坂を登ってくるとこのむこうに新山ドームが音もなくドオーンとそびえ立っています。

初めて登る人には感激の一瞬でしょう。

更に以前も紹介した荒神岳の大黒さん。

ここへは必ず、案内人に連れて行ってもらうこと。身の安全は保障できません。

河原宿方面へ下っていけば途中何か所かの祠があります。

手を合わせて道中の安全を祈りましょう。

伏拝岳の七五三掛、河原宿への分岐は結構道を間違う人が多いので気を付けましょう。

象潟口へ下山しようとして河原宿へ降りてしまったという人が多いのです。

薊坂を登り返すのはきついですからね。

 


今日も暑い、熱い

2019年08月07日 | 鳥海山

今日と明日はアルバイトが休みなのでおうちでゴロゴロ。

家で鳥海山の写真をスキャナーで取り込み作業。

ポジはいいんだけど、ネガは退色が激しい、それもフィルムメーカーによるようだ。

気にいっている写真がやっと出てきた。これも河原宿。

盛夏を過ぎると水も枯れてくる。歩く人もまばら。

山はとても静か。

こんな鳥海山が一番好きだ。

鳥海薊が咲いている。

大雪路を登り山頂を目指す。

LEDスキャナーに変えればもっとスピーディに取り込みできるし、でもスキャナーはピントが甘いし、

フィルムスキャナーに替えるか、と思ったけれど

一度取り込めばもう使わないんだ、もったいない、やーめたっ。


あと一息

2019年08月03日 | 鳥海山

外輪の雲の上の散歩道を登ってくると行者岳、多くの人に磨かれてピカピカに光る鉄梯子、

ちょいとピンボケ、鳥海衾。象潟口では最初に扇子森で見かける。

山頂ではあちこちに、でも大群落は山頂ではなく別のところにある。

山頂で一服したら千蛇谷からの沸く雲を振り返り見ながら帰ろう。

ずっと昔の一日。