ラバーカップの事例を読んでいたら山小屋でのストーブの事を思い出しました。
山小屋は営業期間中ストーブは置いてあります。気温の減率(0.65℃/100m)から行けば2000mの高所では平地で30℃であっても17℃、平均的な低減率ですので状況によってはもっと下がります。真夏でこんなですから盛夏を過ぎればその寒さたるや。
山小屋のストーブは対流式が多いと思います。円柱状のやつです。
ある日山小屋のアルバイト君、小屋番のおじさんからストーブに灯油を入れておけと言われポリタンクを持って給油開始。俗にいうペコペコポンプというやつ。使ったことが無かったんでしょう。いくらペコペコやっても灯油が流れていかない。
「なにやってんだ?」
「灯油が入っていがねんです。」
「上のキャップ閉めねばはいらねんだろ。」
働き者のアルバイト君でした。小屋番のおじさんも登山者を怒鳴りつけるようなことはしませんでした。